- 2012.01.10 火曜日
- 今年のマクスの取り組みの目玉はは『びおハウス』
といっても、我が家の飼い犬の「びお」の犬小屋ではございません。
マクスが加盟する「町の工務店ネット」のこれからの目標である「びおハウス」は、
“自然室温で暮らせる家”がテーマ。
この「びおハウス」運動の、目玉となるアイテムが木質繊維断熱材。
年末にその工事風景をご紹介して参りましたが、大工の手をお客様の工事に取られ(ま、当たり前なんですが…)自社の工事はいっこうに進まず、とうとう工事中のまま年越しをしました。
12cmのぶ厚い断熱材を二層にして24cmとし、さらに4cmの断熱材を張り、計28cmの断熱層!
これら断熱材は、当然ながら化粧材(仕上げとして見える部材)ではないので、出来上がると壁の中に隠れてしまうのですが、事務所は皆様に見ていただく場でもあるので、あえて見える意匠にしています。
ただ、そのままではあまりに不格好なので、ウエスタンレッドシーダーの格子を設けました。
格子なので、真下から見上げると断熱材が丸見えです。
事務所で見ていただくためには、やはりそれなりに格好良くしなければいけません。
まだまだ手を掛けて天井を作ります。
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Comments
補足ですが、木質系断熱材は、日本での実績・シェアは浅く少ないですが、北欧ではかなりポピュラーで実績も長いそうです。
(町の工務店ネット事務局が現地見学・打合せによる)
特徴として熱容量が大きく、これくらい分厚く施工すると、真夏に、外部から伝わってくる熱が室内側に伝わる前に夕方になるので、今度は放射冷却で冷え始める、つまり、室内に熱を伝えないことが可能になってくる、これからの真の省エネ時代の断熱材だと確信しています。
木質系の素材は間伐材のチップからなんですね!
間伐材から面白いものができるんですね♪
これからも色々教えていただけると嬉しいです。
ありがとうございました!
コメント有り難うございます。
セルロースファイバーは、古新聞紙を原料としています。
対してご紹介している木質断熱材は、北海道の林地残材や間伐材から作られるチップを原料としています。
12/6のブログで書かせていただきましたが、「密度」が大事で、今回のメインの12cmの木質断熱材は、密度が60kg/m3です。
セルロースファイバーの吹きつけは、密度が吹き込みで25kg、充填で50kgだと思います。
断熱性能を示す熱伝導率は、セルロースファイバーが約0.03、木質断熱材が約0.04。
何でもそうですが、どちらかが完璧で正しいなんてことはなく、どれも一長一短が有ろうかと思います。
この両者は、いとこ、くらいってことでどうでしょうか?(笑)
施工の大変さについては、根性です。
木質系断熱材というのは
セルロースファイバーと近いモノなんでしょうか?
パーフェクトバリアなんてポリエステル系の断熱材もあるようで。
しかし天井の施工は大変そうですね・・・。