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暖熱改修のキモ - 気流止め

沼津市のリノベーション現場です。

昨日の続きですが、

s-110426 (3).jpg

s-110426 (2).jpg

この二枚の写真は何処が悪いか?(何処が未完成か?)

まずは1枚目の写真のご説明を。

s-110427 (1).jpg

1枚目の写真は、黄色矢印の壁の上部なのですが、赤丸の部分、下のビデオを見ていただくと分かりますが、断熱材でしっかりふさがっているので、さほど問題ないとはいえ、
この様な間仕切り壁部分は、別の場所では、床下地の根太の方向により、

s-110427 (2).jpg

上記のような、断熱材が入らない箇所が出てきます。
ここを、『壁の中の床だし、部屋の床ではないから床断熱しない』としてしまうと、写真の水色の矢印の様に、床下の冷たく湿気を帯びた空気が上ってきてしまいます。

s-110427 (7).jpg


空気が「上がる」というのは、床下よりも室内の方が確実に温かいので、
壁を通して熱が伝わり、
壁の中の空気が暖まり、
暖まった空気が軽くなって上昇する、
と言う事です。

上がった空気は、このままでは、この様に天井裏に入ってしまいます。

最初の写真で言えば、

s-110427 (3).jpg

こんな具合です。


冒頭の二枚目の写真も同じです。
壁際をアップしてみると、

s-110427 (4).jpg

この様に、入ってしまいます。

耐震上、

s-110427 (5).jpg


ここはこの様に構造用合板下地で耐力壁としているため、壁の中の空気は構造上二階に上れないのですが、それでも、発泡ウレタンで先ほどの隙間を埋めてから施工しているのがお分かりいただけると思います。


また、こちらは、ユニットバスの部分。

s-110427 (6).jpg


ユニットバスは床下の土間の上に置かれるように設置してあるので、床下の空気はモロに上ってしまいますので、間仕切りになる赤矢印部分を断熱し、赤く網掛けした場所も断熱します。


この様に、床下の空気が上に上らないようにすることを『気流止め』と言いますが、

s-110427 (8).jpg

s-110427 (9).jpg

リフォームでこれを確実にするのは難しく、この様に、羊毛断熱材(リサイクルウール)をギュウギュウに詰め込んだりして、上下の隙間(空気の出入り口)を無くします。

この様な箇所を、職人に的確にするのが現場監督の仕事、
現場監督にその意味を的確に教えるのが私の仕事、
です。


ちょっと写真だけではわかりにくいので、動画でどうぞ。
本日はダブルです。






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