

- 2011.04.18 月曜日
- ようやく春の陽気ですが、地震・原発問題は、まだまだ先は長く険しい道のりであるという現実を突き付けられています。
被災地出はない私たちは、とにかく元気出して盛り上げないと…。
ということで、一ヶ月経った建築業界の現状を少々。
震災後、
合板・断熱材・サッシ・鉄・電線・断熱材・キッチン・風呂・エコキュートなどなど…
家を作るのに必要なありとあらゆる物が品薄となり、全国で工事がストップする現場が続出しました。
自動車が部品の一部が無いために組み立てられないのと同様、ある部品がないだけで設備機器は作れないという自体になりました。
マクスは、会社が小さいのでその辺は小回りが利き、何とか現場をやりくりして進行中の現場での工期遅れはほぼありませんでしたが、
・新築の着工を一ヶ月ほど遅らせる
・静岡東部地震で被害を受けたお客様の補修工事がまだ順番待ちの状態
と、やはりまだ遅れも出ているのも事実で、お客様にご迷惑をおかけ致しております。
ただ、一ヶ月が過ぎようやく落ち着き、業界全体では、材料も多少納期がかかるけど手に入る状態になりました。
「が」
合板だけは相変わらず超レアもの扱い。
国内の3割のシェアの業界最大手セイホクグループが被災、前出入荷が停止したのが一番の原因です。
以前ブログにも書きましたが、
「政府が全て被災地用にするため、合板メーカーに出荷を停止させた」
と、まことしやかに言われましたが、これはデマだったようです。
もともと数年前まで、年間百数十万棟も建てられていたのが、景気の悪化で80万棟を切るようなったばかり。
業界ではまだ100万棟時代の生産能力を持っており、さらに増産体制に入っているので、仮設住宅分を含めても(実際の必要量は業界全体から見れば小さい)、合板業界は、供給可能と何回も繰り返し発表しています。
なのに、被災地に近い関東はもちろん、日本全国から合板が消えてしまって久しい。
ようやく
「あそこの材木屋に合板が入るらしい」
などと、あちこちでヒソヒソ話が聞かれる様になったものの、その値段は震災前の倍!
不足ぎみながら、足りている「はず」なのに、何故か「無い」。
大畠国交大臣は先々週の閣議後の記者会見で、
「建材の買い占めや売り惜しみに対して、罰則規定もある【買い占め等防止法の適用】を含め断固たる措置をとる」
と表明しました。
逆に言えば、やっぱりそういう事している人・企業があるって事の裏返しなんですね。
小さい時、お母さんに言われたこと忘れちゃったんだろうな…
「悪いことするとバチがあたるよ!」
って。
あと、
「材料をキープしたいので早く契約しましょう…」
「今月中に契約しないと建材が高騰します!」
「物が無くなると建てられなくなるので、材料を買うから着工金の前倒しを…」
これらは「嘘っ!」
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