- 2011.03.15 火曜日
- 静岡県富士宮市の、次世代パッシブソーラーそよ風搭載の長期優良住宅先導事業による家造りがいよいよスタートです。
昨日は快晴のもと地鎮祭が行われました。
ただ、いつもとは違う地鎮祭でした。
神社にも事前に予約は入れてありましたが、
「今回の大震災を受け、自分たちだけオメデタイと言って喜んで良いのか?」
「地鎮祭に使うお金があったら寄付した方が良いのでは…?」
と、電話でご相談を受けたのでした。
若輩者の私が言うのも何ですが、まだお若いのに、なかなか持てる考えでは無いなと思いました。
ただやはり記念でもありますし、私は、
「地鎮祭とは、地の神を鎮め、工事の無事と家の安全を祈願する行事なので、
不謹慎だとか、そこまで考える必要はないのでは?」
とお伝えしましたが、最終的に、お客様の意思を尊重し、
みんなで御神酒とお塩と洗米をまながら、工事の無事を祈りました。
お祓いも祝詞もない地鎮祭でしたが、考えてみれば、クリスマスにお墓参りに初詣と、日本人は「祈り」に対して非常に大らかです。
地鎮祭も、霊験あらたかな神主さんを呼ぶことが大切なのではなく、家族と工事関係者が清らかな気持ちで竣工を祈念することが目的なのであります。
その意味では、形式に囚われない、実に厳かな式だったと私は感じました。
こんな折ですから、自然話しは地震の方へ…。
参列したお施主様の会社の上司の方に、
「震度8くらいでも大丈夫な家を建てて下さい」
とお願いされました。
8は無いですけど、そんな気持ちで工事にあたります。
参列された皆様の「想い」に応えよう!
そう思ったのは監督も大工も同じだと思います。
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