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東大寺

昨日、携帯よりアップしましたが、神戸国際会議場において開かれました“木の家”耐震改修推進会議〈大勉強会 in 神戸〉より、昨晩帰って参りました。

携帯の画像は綺麗でないので改めて、

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市民の集いでの一コマ。

震災から16年、神戸の町はすっかり復興しましたが、世代交代や住民の移動で、今や市民の4割は震災を経験していない人になったそうです。

「災害は忘れた頃にやってくる」
決して風化させてはいけない記憶です。


さて、今回の神戸出張でも、恒例で(個人的に勝手に)寄り道してきましたので、数回、ミニ建物探訪シリーズです。


今回は、奈良の東大寺。
言わずと知れた世界最大の木造建築。

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人より多いのではないか?
と冗談を言いたくなるくらいの鹿をかき分け、時間がないので走る私と社員大工の丸山。

「鹿せんべいくれ!」
と寄って来る鹿達は、目つきがちょっと怖い(笑)。

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で、

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見えてきました大仏殿!
で、でかっ!
これでも天平の創建当時の2/3の大きさしかないというのだから驚きです。

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おぉ! 近づくと広角じゃなきゃフレームに入らない!
ご覧になったことがある方も多いでしょうが、まだ行ったことがない方のために、この大きさを伝えるため、前回竣工の冨嶽町家をコラージュしてみると、多分これくらいのスケールになります。

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ほぇ〜っ!(驚)


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盧舎那大仏様、どうぞ、地震からお守り下さいませ。


さて、建築屋さんのブログらしいことも少々。

この大仏様に向かって左側に、

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こんな急な長い階段があるのをご存じでしょうか?
勿論立ち入り禁止。
カメラが入ることもほとんど無いそうです。

先日ここを登った所を、BSで放送していました。

この階段は屋根裏へと続き、大仏様の上に続いています。

そこには、明治の解体修理の際に入れられた、鉄骨のトラス構造の大規模な補強跡を見ることが出来ます。

「鉄骨で屋根を補強したら木造建築じゃないじゃん」
とか、ひねくれた意見もあるようですが、垂れてしまった大梁を、もうそんな巨大な木が手に入らない中、「日本の・世界の宝をそんな形で補強して良いのか?」という究極の選択に、安全を優先した苦渋の決断を思うと、私は逆に感動しました。

現在日本の法律では、木・鉄骨・コンクリートの混構造を構造計算において許容していません。
それは、計算も実証も数値化も、あまりに難しいからなのでしょうが、例えば今回の出張のテーマである「木造住宅の耐震補強」。

鉄骨ラーメンの建築を木造住宅の補強に組み込んでも、補助金対象とはならない。
耐震性ほぼゼロの建物に、無許可で増築されたり、建築用語でお神楽と呼ばれる上階に建てましたりされた木造建築。
それら建物は、あの震災でどうなったか…。

方法論として鉄骨を組み込んだ方が遙かに安全な場合だって、現場では出てきます。


ちょっと「ミニ建物探訪」のカテゴリーから外れてきましたのでこの辺で。
明日も続きます。


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