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富士山を眺めつつ塗装工事

昨日のブログで、

s-110106 (2).jpg

なにやら大工達が、会社の屋根の掃除をしておりましたが、実は屋根の塗装工事中です。

大工が塗装?

とお思いでしょうが、実は、年末急ぎすぎて、年明け数日間大工の予定が空いてしまったので、本当は私と篠原総務部長がやるはずだった、塗装工事をしております。

社長が塗装?

こっちの方がもっと変ですが、年末に会社を塗り替えまして、その際、遮熱塗料と普通の塗料を屋根面によって塗料を塗り分け、その効果の程を夏に測定してみようと、楽しみにとっておいた仕事を大工に分けてあげたのでした(笑)。


遮熱塗料は、20社以上から販売されています。
が、調べるとマユツバレベルの商品もあるらしいです。

原理としては、塗料を塗った際に出来る塗膜の中で、色彩を発している「顔料」自体に光の反射性があり、商品によってはさらに、中空セラミックビーズなどでその反射性を補完し、入射光を跳ね返し、塗膜の奥の基材には、日射エネルギー、つまり家を熱くする太陽の熱自体を伝えにくくする、というものです。


注意が必要なのは、
・そもそも色の違いで光の反射率は大きく異なるうえ、
商品による性能の差が激しく、
・塗料本来の耐久性と遮熱性能とは全く関係が無い

という事だと思います。

「近所で工事してるので、足場の移動の手間が省けるし、特別価格でやりますよぉ〜」
とか、
「夏、エアコンいらないくらい涼しくなるし、凄い塗料だからこれ一回塗ればもう安心!」
とか、
変な飛び込み営業に引っかかっちゃダメですね(笑)。


そもそも、足場を隣の家に掛け替えるとしても、せいぜい浮く手間は高くて数万、1割も2割も工事費を値引きできるなんてはず有りません。

また、上記の塗料の耐久性ですが、日本塗料協会によると、塗料種類別の耐用年数は、
・合成樹脂エマルジョン塗料:4年
・アクリル樹脂塗料:6年
・ウレタン樹脂塗料:7年
・アクリルシリコン樹脂塗料:12年
・フッ素樹脂塗料15年
となっています。
私の経験上の主観では、合成樹脂エマルジョン塗料(EP)と呼ばれるいわゆる普通のペンキは、もっと早く劣化してくることがしょっちゅうだし、アクリルとウレタンではもっと差があって、ウレタンはもっと持つと思います。
(もっとも、塗る時に使うローラーの違いによって塗料の付きが全然違うので、塗り方によって耐久性も全く違うのですが…)


というわけで、

s-110107 (1).jpg

これが今回使用した塗料。

左が普通のシリコン塗料。
右が遮熱シリコン塗料。

ぱっと見分かりませんね。
中身入れ替えるなんてのは論外ですが、実際どんな塗料で塗ったのか、どんな下地剤を塗ったのか、そもそも塗り方は適切だったのか?
消費者にはわかりにくい所ですねぇ〜。


冒頭の通り、あくまで実験目的なので、すでに塗装屋に、下地まではしっかりやってもらってあります。

s-110107 (2).jpg

↑丸山大工がやってるのが、主剤と硬化剤の量を測りながら混合している所。

「間違えんなよ」
と言うと…

s-110107 (3).jpg

携帯の計算機能で計算し直す弱気な丸山(笑)。


そして、

s-110107 (4).jpg

屋根の上。
各地で大雪で困ってらっしゃる人が多いのですが、静岡は申し訳ないくらい本日も快晴でございます。



お詫びの印に屋根の上から見える富士山と茶畑の映像を…


はぃ、この屋根の遮熱塗料の結果は、半年後の夏をお楽しみに(笑)。


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