- 2010.12.14 火曜日
- 昨日に引き続き、
 富士市で竣工した、長期優良住宅先導事業によって建てられた、冨嶽町家です。
 
 本日は昨日の予告通り、いろいろな工夫をご紹介させていただきます。
 では早速…。
 
  
 
 こちらはリビング。
 注目していただきたいのは、中央柱の右側です。
 キッチンカウンターを兼ねる棚がありますが、棚の左側は引き戸になっています。
 
 この戸を右にずらすと、
 
  
 
 蓄熱暖房機が入っています。
 冬はこっち側を開けておき、蓄熱暖房を使わないシーズンは、ただの邪魔なでかい箱ですので、戸を反対側に寄せ、隠しちゃおう、という工夫です。
 
 
 こちらはトイレ。
 
  
 
 扉を開けると、
 
  
 
 LANを含めた配線スペースです。
 EPSと言います。
 
 
 こちらは、脱衣室の洗面台。
 
  
 
 棚の一部がキャスターで可動式になっており、
 
  
 
 洗面台の椅子にもなります。
 キャスター収納部の下に、床下点検口があるため、点検用に可動にしたついでに、という工夫です。
 
 
 これら工夫の多くは、現場監督が中心になり、私もお客様も職人も合わさって色々話しているうちに出てきたアイデアによって、変更になったり、当初図面になかった物が形になってくる部分でもあります。
 
 図面と違う物を施工するなんてとんでもない!
 と考えるか、
 色々出来て楽しい!
 と考えるか…、
 
 意見は分かれると思いますが、お客様は図面だけではイメージがつかめず、工事が進む毎に、
 「あぁ、説明してもらったここの部分はこういうことだったのか」
 という気付きがあることがとても多いと思います。
 その時に、こうしたい、こうしたらどうだろう、
 という気持ちが出てくるのは当然の気持ちだと思います。
 
 もし、そんなとき、
 監督「そんなこと言われたら工期が遅れるからダメです」
 職人「私は言われたこと以外をすると元請け会社に怒られるから分かりません」
 と言われたら…、
 これは楽しくないのではないか?
 と私は思います。
 
 
 さて最後に、
 
  
 
 こちらもそんなふうにして生まれたニッチ。
 
 夜になると…、
 いよいよ明日の最終回をお楽しみに!
 
 
  
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