- 2010.12.03 金曜日
- 二日間、山梨県に出張に行っておりました。
今回の出張は、町の工務店ネットの小澤建築工房さんの住宅を見せていただきに行ってきました。
小澤建築工房さんは、その高い設計力で全国的にも超有名な工務店。
その上質な空間作りのノウハウを盗もうと、全国からいつになく多くの工務店が集まっていました。
もちろん、こんな近くで開催される勉強会を見逃す手はありません。
私も現場監督のみんなと社員大工の丸山を連れて、全員で押しかけちゃいました。
監督も大工も、なかなか余所の現場を見るという機会はなく、
丸山大工はメジャー片手に細かい寸法・納まりをチェック&メモ。
監督達も、
「この収まりがどーの、こーの…」
と言いながら興味津々でチェックしていました。
もちろん私は、いつもの様に、
「おっ、この方法いっただきぃ〜」
と心の中でつぶやきながら沢山写真を取らせていただきました。
「上品な納まり」にはもちろん感心させられましたが、
工務店の社長連中が大挙して押しかけてるのに、嫌な顔一つせずに「どーぞ、どーぞ」と笑顔のお客様をみれば、その深い結びつきは一目瞭然。
トップリーダー工務店たる所以を見ました。
そしてもう一つは、遊び心があるのに、決していやらしくも奇をてらってもいない間取り。
そんな部分に心くすぐられるのは、どこの工務店社長もみんな同じ。
「ロフトの上に富士見櫓への出口発見!」
「こそっと見せてもらいましょ!」
「みんなが来る前に…」
「そろそろ怒られますかね(笑)」
「退散っ!」
と、急ぐ四国のS大社長(泥棒ではありません)&、
宴会前はアイドリング状態の九州のA豪傑社長
【これいいね、今度やってみよ】
何かを見て感心した時に、この素直に受け入れる心が大切だと私は思うのですが、
いい年をしてはしゃぐ先輩社長の方々(失礼)を拝見し、それを確信します(笑)。
深夜までの勉強会?を終え、翌日急いで帰社すると、
日帰り帰社した丸山大工が棟梁となり、職場体験に来てくれた中学生達と、会社のお社(おやしろ)の上屋の上棟作業をしていました。
丸山は張り切って、構造を板倉作りにしたうえに、金物を使わない仕口を作って伝統的な大工術を見てもらっています。
またの下から失礼。
お社も、中学生達が綺麗にしてくれました。
とかく最近の若い者は…と冷たい目で見られがちの中高生ですが、
感心するのは、とにかくみんな素直で一生懸命だということ。
何を見ても、何をやっても、ただ批判するだけなら、それこそ中学生のアルバイトだって出来る。
謙虚に、素直に、他を認め、敬意を払い、その上で自分にどう活かせるかを感じることが出来るか。
それが、私たち社員全員に、いや、そもそも人として必要な事だよね。
そんなことを感じた二日間でした。
小澤建築工房の皆様・見学させていただいたお客様、
一生懸命頑張ってくれた中学生君達、
ありがとうございました。
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