- 2010.07.22 木曜日
- 三島市の次世代パッシブソーラーそよ風搭載の長期優良住宅です。
昨日の続きです。
本日は早速家の中にお邪魔させていただきましょう!
まずは玄関。
玄関の床は、タイルではなく、たたき土間です。
たたきは、三和土と書きます。
むかし、たたきは、土・石灰・苦汁の三つを混ぜて作ったから、
とか、
三種類の土を混ぜて作ったから三和土とか、諸説有るようですが、現在ではたたき=土間として用いられることが多いと思います。
で、こちらのお宅のたたきは、九州の火山灰であるシラスです。
シラスは高純度の無機質セラミックスで、100%自然素材。
雨で濡れても滑りにくく、ひび割れも起こしにくいと言う特徴があります。
厚さも2cm程塗っているので、表面だけのお化粧とは違います。
お施主さんが子供さんと一緒に埋めた色とりどりのビー玉が、栗の敷台の間接照明に照らされて何とも可愛いですね。
玄関横の収納もこの三和土で繋がっていて、ご主人の趣味のサーフボードが立てかけてあります。
さて、ベランダで水遊びをしていた子供達。
やっぱり娘はビッチャビチャ。
自分でさっさとスッポンポンに…(涙)
とりあえず着替えさせると、今度は床で暴れ出す…。
この床は無垢のオーク。
もちろん、自然素材のワックス仕上げなので、この様に赤ん坊が寝っ転がっても、なめても安心です。
と、上手くフォロー?できたところで、リビングからは、子供達が遊んでいた広々デッキが見えます。
奥は和室。
リビングと一体的になる様に、耐力壁の筋交いは、桧で表しにしています。
でも、
この様に、親戚や友人が泊まりに来たときは、筋交いの所まで間仕切ることが出来ます。
余談ですが、和室の壁も他の部屋と同様、自然素材100%の漆喰塗り。
壁を引き立てる様に、天井のダウンライトを、壁の方を照らすタイプにしてあるのがお分かりいただけるかと思います。
この辺もちょっとしたこだわりなわけです。
では二階に。
二階のホールにあるちょっとした畳スペース。
奥さんの家事や、子供さんの読書、お父さんの昼寝に…
と私は思って設計しましたが、父が昼寝で母が家事、何て封建的な考えはもう時代遅れです(笑)。
どうも最近お付き合いのあるお客様は、どこもご夫婦共同の家事体制の方が多く、私は肩身が狭いのです…。
話を戻し、この畳の床の下は収納になっております。
そして、もう一工夫。
この畳スペースも、
この様に間仕切って小さな部屋にすることも出来ます。
限られた空間の中に、いかに居心地の良い場所を作るか、
これが設計上大切なことで、ただだだっ広く作れば良いという物ではない、
常に心がけていることです。
こちら子供部屋。
手前に見えるのはロフトに行くハシゴ。
しっかりと屋根で断熱され、屋根も通気構造になっているので、ロフトも全く暑くないのです。
子供さんにとっては立派な部屋です。
この暑さ知らずの涼しい家の秘密は…
明日に続きます。
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