- 2010.06.17 木曜日
- 梅雨の晴れ間。
静岡は暑いなぁ…。
いぇ、実は、仙台に出張しておりまして、やはり静岡の方が暑いと思った次第です。
仙台には、昨今の情報化社会に関するお勉強に行ってきたのですが、新幹線の中は今話題のiPadをいじる人々の姿がやけに目につきました。
様々な工務店ブログを見ても、業界をリードしているような方々のブログは、iPadでもちきり。
たしかに、情報化社会も新たなステージに入ったのでしょうね。
いまだiPhonならぬスマートフォンに悪戦苦闘しているようでは、遅いっ、
と痛感した出張でした(涙)。
でも、
思い立ったら即行動!
この出張で色々考えたことは、夏までには実行に移そうと決意…近日公開(笑)。
さて、出張ということで、(私個人的に恒)例のミニ建物探訪です。
とその前に、仙台と言えば杜の都。
木々が溢れる美しい町ですが、もう一つ有名なのは、そう、牛タン!
焼き肉の中で「タン塩」が一番好きな私は、セミナー終了後、知り合いの建材メーカー営業マンに連れられ、某牛タン専門店へ。
えっ!?
平日なのに超満員!
予約してあった私たちの席を除き、一席も空いていません。
で、問題の牛タン!
う…、思い出しただけでヨダレが…(笑)。
それはそれは、もうこの世の物とは思えないほどの旨さでございました。
仙台在住のこの営業マンが興味深い話をしてくれました。
今回行ったお店Aと、もう一店のお店B。
Aは、一切の広告を打たないので、観光客は来ない。
が、地元のコアなファンで平日も千客万来。
Bは、大小含め様々なグルメ本に大々的に宣伝キャンペーン。
ゴールデンウィークなどは、観光客で一時間待ちの長蛇の列だったそうですが、平日は閑古鳥。
深く考えさせられました。
最初に書いたとおり、情報に関するセミナーだったので。
我々建築業界でも、コンサルを入れ、すばらしいイメージ戦略で雑誌やテレビでバンバン宣伝している工務店も有れば、
宣伝などせず、紹介だけで成り立っている小さな工務店もあるわけで…。
どちらがより素晴らしい家を建てて、どちらかは偽物だ!
何てそんな薄っぺらいものでもないのですが、
先ほどの営業マンの最後にはなった言葉。
Bの牛タンは、どこでも食べられる普通の牛タン、
が、
ここ(A)の牛タンは、もう「牛タン」ではない、「ギュウトゥン↑」ですよっ!
激しくうなずく私でした(笑)。
そうそう、このA店。
ホームページこそ見つかりませんでしたが、やはりネットではもの凄い口コミ量!
ここで私が店名を書くのは意味がないと思いますので割愛。
でも、知りたい方はご連絡下さい(笑)。
さて、恐ろしく脱線しました。
というわけで、こちらは、
独眼竜 伊達政宗公のお墓、瑞鳳殿(ずいほうでん)。
この建物は、再現がされており、その際に、木部に塗られた黒漆や金箔押しを始め、極彩色に再現された斗組は、桃山の美。
凄い迫力でした。
瑞鳳殿は、空襲で消失してしまったものを、昭和54年に再建したものだそうですが、その際に発掘調査が行われ、政宗公の遺骨や埋葬品なども発掘され、その時の映像とともに資料館で展示されていました。
いつもは、歴史はそっちのけで建物のディテールばかり眺めている私ですが、遺体を埋葬した壺を石灰で傷まないようにした当時の人の工夫、そして私より小さな政宗公の遺骨のレプリカなど、建物よりも深く引きつけられた資料館でした。
瑞鳳殿公式ホームページ
ん…?
もう終わりって?
はぃ、「ミニ」建物探訪ですから。
脱線の方が多いブログで失礼しました。
(瑞鳳殿の杉並木)
杜の都仙台は美しい町でした。
もう少しミニ建物探訪は続きます。
美しい家を目指す冨嶽町家の、週末の構造見学会もどうぞよろしく。
(無理矢理なつなぎだ…)
【冨嶽町家 構造見学会】22年6月19(土)・20(日) 富士市厚原
- ミニ建物探訪 | comments (4) | trackbacks (0)
Comments
どうしよっかな…
船津に住むぞ様、最近太っちゃったし…(笑)
業務連絡っ。おいしい牛タン屋メールでおしえてください。
たしかに仙台はあれだけ大都市でありながら、どこも表参道のような立派で美しい並木道、さすが瀬音ゆかしき杜の都〜♪、と思いました。
で、ちょっと行くと、瑞鳳殿や国宝の大崎八幡宮、活気にあふれながらも、観光地にありがちな治安の悪そうな雰囲気も無く、とても素敵な町で、大好きになりました。
(決して飲み屋のお姉さん達が綺麗だったからではございません)
牛タン屋さん了解です。
私、感動のあまり、帰り際接客係のお兄さんに、
「こんなに旨いと思わなかった!」
とがっちり握手してきました(笑)
建物の艶やかさは本当に見事でした。
周囲を緑に覆われた静かな場所で、とても神秘的なものを感じる空間でした。
Aの牛タン屋さん、今度教えて下さい。(^^)