- 2010.06.14 月曜日
- さぁ、梅雨入りしちゃいましたが、気合いを入れて今週も張り切って参りましょう。
さて、先週末は沼津市の冨嶽町家の現場風景をご紹介させていただきましたが、今週末は、富士市の冨嶽町家で構造見学会がございますので、富士市の現場の方をご紹介させていただきましょう!
はぃ、今日ご紹介するのはこちら。
これは、配管風景です。
写真は、いわゆるベタ基礎の上部で、完成すると床下になる部分です。
アップで寄ってみると、この様になっています。
別の部分では、
こんな感じ。
全ての写真に共通しておりますのは、基礎のコンクリートの打設の前に、サヤ管(鞘管)と呼ばれる管をあらかじめセットしておき、その中を本来の給水や給湯の管・排水の管が通るようになっています。
沼津市の方の冨嶽町家の写真になりますが、このサヤ管を基礎工事の際にセットしている写真を現場監督ブログにて勝亦監督がご紹介しておりますので、そちらもご覧下さい。
何故そんなことをしているかと言いますと、コンクリートの基礎を壊さなくても、配管の交換が出来る様にするためです。
う〜ん、何もそこまで、と、正直私も思わないでもないのですが、住宅性能表示で、維持管理対策等級を最高等級の3を取るためには、この様にする必要があるのです。
冨嶽町家は、国から建設主に200万円が支給される、長期優良住宅先導事業に認定されていますので、そのために決められたことはしっかり守らなければなりません。
自分が不要だと思うから、と言う理由だけで勝手に解釈を曲げてしまったら、姉歯事件のようなことが起こるし、自社の工法だけがベスト、といった独善的な営業スタイルが出来てしまうのでしょう。
話がそれそうなので、元に戻します。
上記の写真で、給湯・給水配管のサヤ管との取り合い部分のアップです。
私が指を指している方は、パッキンがはまっているのがお分かりいただけるでしょうか?
逆に比較のためお湯の方は取ってあります。
パッキンをした上でさらにシーリングで目張りします。
こんな小さな隙間からも、シロアリさんが入ってくる可能性があるからです。
つまり、先週も書きましたが、シロアリ予防薬は毒だから健康のために使いませんが、シロアリにやられないような十分な配慮をした上で、定期的に点検はする、と言うのがベストの方法だと思っております。
こういった部分は、完成見学会では見ることが出来ません。
でも、とても大事な部分だと思います。
ぜひ、構造見学会へお越し下さいませ。
【冨嶽町家 構造見学会】22年6月19(土)・20(日) 富士市厚原
- 冨嶽町家 > 【富士市】パッシブソーラー | comments (0) | trackbacks (0)
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