- 2010.05.26 水曜日
- 本日三回目、車中より、富士市の冨嶽町家の上棟風景、お届けします。
町の工務店ネットの現代町家特有の、片流れの深い軒というフォルムが見えて来ました。
『渡りアゴ』という仕口で、大きな登り梁と、6m一本ものの桁を、長くて太いラグスクリューボルト、というお化けのような構造用のビスで固定しますが、さらに柱抜け防止用の金物で固定します。
深い軒は、雨や夏の暑さから家と住む人を守る反面、大風や台風の時には、思わぬ力を受けることもあります。
なので、計算よりも一段強く固定します。
こういう所は、私のような小心者の方が向いてるのではと思います。
自然の力には常に、心配しつつ、怖がりつつ、そう、謙虚であるべきです。
さて、以前ご紹介した、三澤式吊りバルコニーがこのお宅には付きます。
そのバルコニーを吊る棒を入れているところです。
よその会社のやり方をそっくりそのまままねするのは芸がないので、見た目と強度と耐久性やメンテナンス性を考えて、ステンレスの丸棒にしました。
もちろん、構造事務所に打ち合わせ・計算をしてもらって、安全性を確認済みです。
すっきりと美しい吊りバルコニーが出来そうです。
お楽しみに!
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