- 2007.08.24 金曜日
- 三島市のティンバーフレーム住宅の現場は着々と進行中でございます。
今なら構造がよく分かります。
構造見学をご希望のお客様は、ご案内いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。
と宣伝から入りましたが、現場は順調に進行中です。
外壁はメンテナンス性重視でガルバリウムサイディングとしましたが、正面だけはモルタル・漆喰塗りなので通気工法にした上で木下地まで進んできました。
内部はオール電化ですが床暖を施工するためにその下準備が進んでいます。
床暖は大きく分けて二種類あります。
フイルム状の薄い発熱体に電気を通して、それが熱くなり伝わるタイプと、ホースの中を温水が通って熱が伝わるタイプです。
私は後者をお薦めしているので、この様にホースが通ることになります。
もちろん床の下には厚い断熱材で熱が逃げないようにしてあります。
なぜ温水式の床暖をお勧めするのかと言いますと、ちゃんと理由があります。
電気の冷暖房器具には、COPと言う数値があります。
コップと読んだり、成績係数と言う言い方もあります。
Coefficient Of Performance の略だそうです(私は英語苦手…)。
COPとは、簡単に言うと、入力された電気エネルギーをどれだけ熱エネルギーに帰られるか、と言うことです。
前者の電気式の床暖の場合、電気を直接発熱に変えるので、COPは約1です。
1Kwの電気で1Kwの発熱(冷房)と言うことです。
これに対し温水式は(私が使用するタイプのは)、エアコンのヒートポンプなので、COPが3.48です(カタログより)。
ということはつまり、1Kwの電気で3.48Kwの熱量が得られると言うことになりますので、単純に1/3.48=約29%つまり、電気代が1/3以下と言うことになります。
電気温水器よりもエコキュートの方が電気代がお得というのも、このヒートポンプのCOPの理屈です。
…ってちょっと(かなり)分かりづらいでしょうか?
説明が悪くてすみません。
とにかく
『電気代が安いから施工が大変でも温水式にする』
んです。
わかりやすい! - ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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