- 2007.08.09 木曜日
- 三島市のティンバーフレームの現場です。
昨日の続きで漏水対策の秘密兵器その二をご紹介します。
昨日は雨が漏れやすい所として、出っこみ引っ込みの部分、をご紹介しましたが、その他には、窓まわり、そして換気扇まわりなど、壁を貫通している部分がやっぱり漏水が起きやすいですね。
法律が新しくなり、全ての居室に換気扇の取付が義務化されましたので、換気扇の数も以前の数倍に増えました。
余談ですが、シンプルモダンとか言って屋根の無い(軒の出がない)家が流行っていますね。
(もうだんだん飽きられてきているかも…、服と違って流行を追うもんじゃないですね)
あのような軒のない家は、数年後、絶対の問題が出てきます。
メンテナンスを長くやっていると、ああいうのは絶対駄目だと思います。
敷地の制約上仕方なく、と言うのはあるのですが、ただデザインの主張のためだけに屋根の形を無理にするのは、設計者として説明責任を果たしていないと思います。
一番困るのはお客様なんです。
話が逸れましたが、特にそういう屋根がない様な、壁に直接雨がかかりやすい場所ではトラブルが多いです。
で、今回新発売の秘密兵器その二。
換気扇の壁の貫通部に取り付けます。
取付方を説明している場面なので、実際に取付方ではないです(防水紙などがまだです。ちゃんと施工した写真をまた載せます)。
手にとって唸っているのは、電気設備担当の鹿島さん。
「これいいなぁ〜、何でもっと昔からこういうの無かったんだろう…」
と呟いています。
そうなんですよね。毎年毎年技術は更新され、より良い物・より高品質で高機能の物・そしてより安い物が開発・発売されます。
その時ベストの物をご提案する、それが私たちの使命です。
「材料費の高騰でどうにもこうにも…」
とボヤキながら、
見えない部分の配線を定規を当てたように几帳面に、せっせと仕事をする電気屋さんでした。 - ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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