- 2009.05.14 木曜日
- この土日に構造見学会を開催させていただく、静岡県富士市の「次世代パッシブソーラーそよ風」搭載の家です。
小さな建坪に対し、いかに内部空間を大きく取るか、
この命題をクリアするために、このお宅はスキップフロアで設計しております。
スキップフロアとは、階の高さがずれる事を意味し、傾斜地で建物を建てる際には必然的にスキップフロアになる事が多いです。
地震に対しては、“壁”が大事!
ということは、一般の方にも大分知られるようになりましたが、実は、壁と同じように、いやむしろ壁以上に大切なのが、床の強度です。
床の強度=水平剛性、と言いますが、地震に対して、強い水平剛性があって始めて、壁の耐力壁が効果を発揮出来ます。
スキップフロアの場合、この床の高さのレベルがずれている訳ですから、当然それなりの配慮が必要になります。
写真の赤矢印は高い方の二階の床、
緑がメインの二階の床、
青が、中二階の床、
と三つの床があるのがお分かりいただけると思います。
通常、一階の柱の上が二階の床の梁、と言う位置関係ですが、スキップフロアの場合、柱の途中と一番上の二ヶ所に床の梁が来る、と言う事になります。
すると、力の受け方が通常と変わってくるので、
今回はこの様に(指が指す部分)、段違いの梁の間に構造用合板を入れ、80cm以上の大きな合成梁として機能するようにしてあります。
反対側から見ると昨日の写真になりますが、
この様になります。
スキップフロアは、こんな配慮が強さのカナメになってくるのだと思います。
お時間があれば、是非その辺りをご自身の目で確かめに構造見学会にお越し下さい。
予約制構造見学会の詳細はこちらです。
ご予約はマクスまで、電話(0545-36-2882)かメールをお願いいたします。
明日で締め切りとさせて頂きます。
↑自然素材を扱う工務店のブログが集まってます【日本ブログ村】 - 桧の家 住宅のお話し > 【富士市】パッシブソーラー | comments (0) | trackbacks (0)
Comments