

- 2007.07.17 火曜日
- 台風が過ぎたと思ったら今度は大地震。
新潟には工務店の社長をやっている友人が居るので、混乱を避けて夕方電話すると、事務所の中はぐちゃぐちゃとのこと…。
新潟の皆さんには言葉もありませんね。
私も釧路沖地震で震度6を体験しましたが(当時はまだ阪神大震災前なので強とか7とか有りませんでした)、ホント怖いです。
死を予感するなんてそうあることではありませんが、
「死んじゃうっ!」
ってそう思いましたもんね。
テレビで年配の女性の方が言っていましたが、
「立っていられない…」
震度6の時は、立っているのはおろか、逃げることすら出来ません。
私は当時二十代前半でしたが、布団をかぶって
「やばい…やばい…やばい…」
と叫んでいるだけでした。
【祈る時間も無い】
と言う表現が正しいのだと思います。
実際、倒壊実験を見ると、倒壊までの時間は僅か7〜8秒。
地震の備えはしておかなければなりませんね。
そして、台風・地震に負けない家を造らなきゃ、と改めて思ったのでした。
以前本で読みましたが、「確率年」というのをご存じでしょうか?
今回の台風のように、「史上最強」とか、「何年に一度の規模」という言葉を聞きますが、ダムや堤防などの治水事業は、「百年に一度の大雨に備え」とか、「二百年に一度の大水に耐えうる設計」という風に、「○年に一度」という考え方がなされます。
これが確率年です。
確率年は、確率なので、「百年に一度」必ず起こるわけではなく、百年に10回起こるかも知れないし、千年経っても起きないかも知れない。
確率だからです。
でも、地震は確率ではないことを認識しましょう。
地震はご存じの通り、プレートの移動による歪みが原因で起こります。
プレートは、休まずに毎日、少しずつ動いています。これは事実です。
つまり、毎日毎日歪みが増し、日々そのエネルギーを蓄積していって居るわけです。
それこそ確率で言えば、明日起こる確率が日増しに上がって行くわけです。
新潟の友人が行っていました。
「また事務所の中がめちゃめちゃだよ」
前回の教訓を生かして倒れないようにしておけば…という思いがあったことでしょう。でも、もう来ない、と言う根拠のない思いこみがあったんでしょうね。
「東海地震も必ず来ます」
それは、何百年後かも知れないし、今日かも知れないのです。
鈴木
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