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そよ風

昨日はブログをお休みさせて頂きましたが、現場監督の城内と一緒に東京・横浜方面に出張しておりました。

目的の一つ目は、只今工事中の「そよ風の家」のメインとなる、パッシブソーラーそよ風システムを、監督である城内に勉強してもらうためです。

s-080926 (5).jpg

城内監督、システムの詳しい施工法やOMソーラーとの違いなどを勉強中。

以前もご紹介致しましたが、調子に乗って又ご紹介致しますと…

パッシブソーラーそよ風メインチャンバー

これが「そよ風」システムの心臓部であるメインチャンバー。
ココに屋根で集熱した熱い空気が集められます。

左側に黒く見える丸い二つがそよ風の最大の特徴の一つである、住宅内部に熱を入れずに屋根で廃熱するプロペラです。

そよ風廃熱プロペラ

中を覗くとこんな感じ。
奧に丸いプロペラが二つ見えますね。

今は、夏の昼間、南面の屋根の熱い熱を、北面屋根の頂上から捨てている状態です。

で、冬はどうかというと、

s-080926 (2).jpg

今、ウィ〜ンと、制御弁が動いているところです。

そよ風集熱ダクト口

はぃ、動き終わりました。
廃熱する側は塞がれ(もちろんプロペラ停止)、今は下側に大きな穴が見えます。

冬は、ここから大きなプロペラで床下へと暖まった空気を送ります。
もちろん夏の夜にも、放射冷却で冷えた空気もここから床下に送れる構造です。

来月から設置にかかりますので、実際の現場風景をブログでご紹介致します。
お楽しみに。


さて、折角足を伸ばしたのだから、と言うことでもう一つの目的、城内監督に他社施工の物件を見てもらうことにしました。

鎌倉や逗子には、やはりお洒落な家が多いですよね。
目の保養になります。

今回お願いして見学させて頂いたのは、こちらのお宅。

s-080926 (6).jpg

床は幅広オークの無垢材、壁は100%自然素材の珪藻土、構造材は目の詰んだ国産の高齢樹、階段も無垢の杉板で手造りです。

細部の納まりも良い仕事してありました。
良い家です!

さて、ここからは、決して「批判」では無い、と言う大前提で比べて頂きたいのですが、上の写真を見てどうお感じでしょうか?

「すっきりしている」

と思いませんか?

これは、「線を消す」という方法で、いわば一種の流行とも言えると思います。

線を消すというのはどういう事かと言いますと、
・壁と床との間の材料(巾木:はばき)
・天井と床との間の材料(見切り縁:みきりぶち)
・壁とドアや窓との間の材料(枠)
・壁と階段との間の材料(ささら板)

こういった部材を使わない納め方です。
建築誌を見ると、ほぼ全てこういう納め方です。
上記のような部材を、「野暮ったい」という考え方が現在の主流のようです。

写真が小さいので分かりづらいと思いますが、写真に書き込んでみました。

s-080926 (6).jpg
これが、
s-080926.jpg
こんな具合になります。

どうでしょうか?
やっぱり野暮ったいですか?

ここで、何故こんな部材が付いているのかを考えると、例えば、掃除機をかける時、いきなり壁だと壁が汚れやすいとか、
階段やドア枠などは、手や足が触れるので壁が傷まないようにだとか、
雑巾掛けがしやすいようにだとか、
後々ヒビが入ったり隙間が空いたりするのを防ぐとか…

やはり、それなりの意味はあるんですね。

どちらが正解でどちらが間違い、と言うことはないはずです。
お客様の好みもあるだろうし、実際現場監督達は、御要望に応じて納め方を変えています。

でも、
「こっちの方が良い!この方法を勧めます!」
と、宣伝のためでなくお客様のためを思って断言出来るなら、それはそれで良いことだと思いますね。
そして、私が
「いくら流行りだからって良いのかな?」
なんて、こんな事を気にしているうちは、田舎の工務店から脱却出来ないのかも…(苦笑)。


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桧の家 住宅のお話し > そよ風の家 | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

鈴木 | 2008/09/29 08:10 AM
コシヒカリ様
コメント有り難うございます。
そよ風やOMソーラーなどのパッシブソーラーは、太陽の恵みを効率よく使うのがポイントです。
ですので、折角暖めた熱を逃がしてしまわないように、気密性が求められますが、断熱に関しては、外断熱でも充填断熱でも大丈夫です。
ですから、「外断熱と比べて」と言うわけではありません。
コストに関しては、一般的に、OMソーラーでは「高級車一台分」、そよ風では「軽自動車一台分」が大雑把な目安と言われています。
そのコストをかけることで、本当に自分のイメージする家が出来るのかどうか?
それが採用の是非を決めるツボでしょう。
パッシブソーラーさえ乗っていれば構造はどうでも良い、と言うのは本末転倒ですよね。
コシヒカリ | 2008/09/28 02:52 PM
社長さまのブログいつも勉強になります。
そよ風に大変興味がありますが、全く同じ間取りで外断熱の高気密高断熱の家と、建設費はどれくらい違いますか?

予算が限られていますが、できればそよ風を考えてみたいと思います。

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