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いちごの会

このお休みは、韮山の時代劇場というところで開催された「いちごの会」に参加してきました。

いちごの会というのは、順天堂静岡病院のNICU(出生児用の集中治療室です)を卒業した赤ちゃんの親の集いです。

娘はNICUを卒業して4ヵ月、はじめての参加です。


忙しい中、眼科の先生が、低体重出生児と切り離せない目のトラブルについて講演にお越し頂き、とても勉強になりました。


今回何より心をうったのは、この夏で転勤されるU先生のお話でした。

娘は、主治医がU先生でしたが、実際には副担当のN先生に24時間付きっきりの看護を受けて命を救って頂きました。
もちろん、U先生にも大変お世話になったのですが、あまりお話しする機会もなく、正直に告白すると、話がしにくい雰囲気というか、話しかけるのを躊躇するようなオーラが出ていたんですね。入院中。

セカンドピニオンとかインフォームドコンセントとか言いますが、娘のおかれていた状況を思えば、当時はとにかく全てをお願いするしかなかった、と言うのが正しいと思います。


で、その先生のお話なんですが、こんな内容でした。

「私たち医者は、一生懸命説明しているようで、伝わっていないことが
 やはり多いです。
 
 不幸にして医療裁判になっているのは、
 この言った・聞いてない、が大半です。

 患者さん家族のことを、私たちは分かっているようで、
 理解出来ていないことが多いと反省します。

 先日、先天性遺伝子異常の赤ちゃんの親御さんのブログを偶然見かけ、
 「先生におめでとうと言って欲しかった」
 という言葉を見つけ、はっとしました。

 私は一度も「おめでとう」と言ってあげたことが無かったし、
 やはり、これからも言えるかどうか分からない。

 NICUに赤ちゃんが入院している親御さん達は、
 皆さんがそうであったように不安で一杯です。

 自分たちでは完全には取り払えないそういった部分を、このいちごの会が支えてくれる、
 そんな会になって行って頂けたらと願ってやみません。」



先生は、目に涙を浮かべ、時に言葉を詰まらせながら、こんなお話しをして下さいました。

懸命の処置にもかかわらず、目の前で生まれたばかりの命を終えてしまう赤ちゃんを現実に沢山見ている、見なければならない先生の、心の声だと思いました。

私は、目頭が熱くなると同時に、見かけだけで先生を見ていたところがあったと反省した次第です。
私たちの仕事もそうですが、「伝える」ということは、本当に難しいですね。


労働の対価としての「仕事」の枠を越え、
献身的に赤ちゃん達を救ってくれている先生・スタッフの方々…。

自分にも何か出来ることはないだろうか?

そんなことを考えた一日でした。


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