- 2008.05.15 木曜日
- 昨日はブログをお休みしましたが、実は一日がかりで神奈川へお勉強に行っておりました。
今回のお勉強は「庭」。
先生は何と、多数の著書があり、雑誌での紹介は数知れず、幾多の住宅の庭を手がけられ、ハウスメーカーのホームページや、NHKの園芸講座の講師としても有名な、「井田洋介先生」です。
井田先生と言えば、「雑木の庭」で有名。
日本の昔ながらの和風の庭と言えば、松や槇を盆栽の様に刈り込んで…
と言うのが思い浮かびます。
反対に、英国風の庭というと、綺麗に刈り込まれた芝生に、よく手入れされた花、動物や船の形のツゲの木等。
今回お勉強してきたのは、そのどちらとも違う、雑木の庭。
雑木とは、杉桧の様な建築用材でも、カキやリンゴなどの園芸種でもない、いわゆる良材ではない、種々雑多の木々。
雑木林と言えば、クヌギやコナラなどの広葉樹を中心に構成された、薪用に
人工的に作られた林で、いわゆる里山、と言っていいと思います。
最近では、自然とか、安らぎとか、漠然としたイメージのみならず、温暖化防止の面からも注目されていますが、それはさておき…
井田先生の庭作りの考え方、とっても勉強になりました。
と同時に、大いに反省させられました。
どうしても、予算的に庭まで手が回らないことも事実ではあるのですが、耐久性を考えた住宅作りに主眼を置くと、少しでも予算を住宅の耐久性アップの為に廻して欲しいとアドバイスしてしまい、庭は後回しに…
正直、外構と言ってもフェンスと駐車場程度に終わることが多く、花壇や植栽は申し訳程度に…
でも今回、予算をそれほどかけなくても、とっても素敵に、そしてとっても安らぎ、何より建物がものすごく引き立ち、住んでいてもとても心地の良い庭作り、を勉強できました。
あいにくの雨模様で写真は暗いですが…
写真は、逗子の(株)キリガヤさんのモデルハウス。
幹線道路からそんなに離れていないのに、まるで雑木林の中にたたずむ住宅です。
ほらっ。
外部からの視線を妨げ、同時に室内からは、適度な明るさと、雑木林の中にいる様な景色…
何とも心地よいです。
先生には、庭木の手入れの仕方まで教えてもらっちゃいました。
夜はお食事をしながら木や森のお話し…
有名人とお話しできた私はすっかりご満悦で終電で帰って来ました。
お客様の家造りに、早速参考にさせて頂こうと思います。 - 桧の家 住宅のお話し | comments (0) | trackbacks (0)
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