- 2008.05.08 木曜日
- さて、本日は真面目なお話です。
連休中の日経新聞に、非常に役に立つ記事が載っていましたので掲載します。
日経新聞5月4日(日)の、サンデーニッケイの「マネー生活」コーナーに、「借り換え・残高・期間見て」と言う記事がありました。
今世界を騒がせている「サブプライムローン」。
返済能力の低い人に、当初の1〜3年のみ、優遇も入れて超低金利でローンを組み、その後金利がドンと上がるというもの。
今までそれでも良かったのは、経済成長率が良かったので、給料も増えてインフレによる実質の返済額が減ったと言うことと、不動産バブルで、もし返済不可能になったらその家を売れば十分儲かっていたことによります。
でも、所詮はバブル。
バルブなんてはじけるもの、と言うのは日本人なら痛いほど分かっています。
で、アメリカではじけちゃったんですね、不動産バブルが。
返せないで自己破産する人続出。
銀行も不良債権が次から次へと生まれてくる。
サブプライムローンは債券化されて世界中に広がっていたので、ご承知の通り世界中で大騒ぎになっちゃったわけです。
でも待てよ?
キャンペーンローン・優遇ローン・提携ローン、どっかで聞いたこと無いですか?
そう、日本でも結局同じ事やってるわけです。
「今払っている家賃で家が手に入るんですよ!」
こんな甘い言葉にうっかり載っちゃダメです。
3年後に金利が跳ね上がった時に青くなっても遅〜い!
というわけで、ローンのことはしっかり勉強しましょう。
で、日経に載っていたグラフを拝借(画像クリックで巨大化します)。
図は、主な銀行の借り換え金利と諸費用の一覧です。
見て分かるのは、金利だけを見てもダメと言うこと。
これは、借り換えじゃなくて、新規で住宅ローンを組む時でも同じ。
保証料・事務手数料・団体信用生命保険料(万が一の時に借金が無くなる)を、トータルで考えないとダメと言うことです。
(表から見ると、ソニーバンク優勢ですね)
借り換えの場合は、「金利差1%が目安」と記事にありますが、例えば、今銀行で変動や短期固定で借りている場合、それほど金利が変わらなくても、金利が安い今だからこそ、長期固定に切り替えるのも手。
借り換えには、抵当権の設定や、現在借りているローンを全額繰り上げ返済するのでその費用、等がかかりますが、保証料は帰ってくるので、次に借りる銀行で保証料がない所で有れば、帰って来た保証料でこれら経費を払うことも可能。
そうすれば、今後の金利の上昇に怯えることもありませんのでね。
難しい話なので、ブログでは書き切れません。
私と総務の篠原は住宅ローンアドバイザーの資格も有しておりますので、お気軽にご相談下さいませ。 - 桧の家 住宅のお話し | comments (2) | trackbacks (0)
Comments
現場監督は全員取ってもらいました。
建築業界では、
「お客様にそれらしく見せるため」
なのか、なんちゃって資格がものすごく多い業界です。
フランチャイズグループが、NPOを作り、○○協会認定資格、何てのも多いですね。
それら多くは、お金払って受講すれば、勉強しなくても取れる資格なので、数を誇っても意味はないでしょう。
国家資格は、建築士と宅建、前の会社で取った危険物と公害防止管理者、あとは一旦停止義務違反で次回ゴールドでは無くなった普通自動車免許だけです。
先日の、省エネ相談員然り・・・。