- 2008.03.03 月曜日
- さぁ、また一週間の始まりですね!
しかも三月。
子供達の保育園で習った歌「カレンダーマーチ」でも、
「三月寒さにサヨウナラ!」
と歌われている通り、ずいぶん日も延びて暖かくなってきました。
さらに今日は三月三日のひな祭り。
年末に生まれた娘は、未だNICUに入院中ですが、来年は、一緒にひな祭りをお祝いしたいです。
明日はおそらく、未熟児網膜症のレーザー治療の日。
何にも出来ない自分が歯痒いですが、
「頑張れ〜っ!」
娘に負けないように張り切って仕事します。
はぃ、そんなわけで、こちら静岡県富士市の板倉造りの住宅新築現場です。
内部もだいぶ完成に近づいてきまして、只今電気工事の最終段階、器具の取り付けです。
この電気屋。
毎回登場しますが、”超”几帳面。
ま、それ位じゃないと、電気工事は電気火災など、事故に直結する工事だけに困るんですが。
その意味では、非常に安心して仕事を任せられる職人の一人です。
で、今回のブログのタイトル
「天井が高い」と「のびのび」できる、と言うとに繋がって行くのですが、
屋根は△ですね。
そうすると、この三角のスペース、塞いでしまうと小屋裏(屋根裏)になってしまうのですが、そのまま屋根づたいに天井にしたり(勾配天井)、ロフトを作ったりすると、とっても部屋がのびのびします。
こんな具合です。
ただ、そうすることで、電気配線が問題になってきます。
それを、うま〜く隠す、目立たないようにする、これは電気屋の腕の見せ所です。
上の写真、実は「露出」で電気のコードが見えています。
見えないですか?
木に似た色(茶色)のコードを使って、それを「ピタッ!」とくっつけているからです。
これだけ綺麗な配線が出来るのは、富士市、いや静岡県でも、そう居ないと思いますよ。
こちらはロフトを見上げた写真。
奧に見える窓、反対から見ると、
こんな感じ。
階段室の吹き抜けに面しています。
階段室はこんな感じで、一番高い所に窓がついています。
こうすることで、明るくなるのはもちろんなのですが、それだけではありません。
夏、暑い…
↓
室温が上がる
↓
暑い空気は軽いので上に上がる
↓
一番高い所に窓があるとそこから暑い空気が出て行く
↓
家の中に空気の流れが出来て、開けている窓から風が入ってくる!
この効果をねらっています。
「煙突効果」
と言います。
兼好法師が徒然草で、
「家の作りようは、夏を旨とすべし。
冬は、いかなるところにも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」
と言っています。
ま、今の時代は、クーラーがあるので、事情は違いますが、静岡のような温暖な所では、隙間風のない家で有れば、冬は着込んでこたつにあたっていれば何とかなりますが、夏の暑さは確かに耐え難い物があります。
私はクーラーが嫌いなので、とくにこの考え方には共感します。
春〜秋の天気の良い日は、せいせいと窓を開けて、布団を干す!
やっぱこれが気持ちいいです。
…タイトルと結論が変わってしまった気が… - 板倉造りの住宅 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
Comments