- 2007.12.07 金曜日
- 静岡県富士市の板倉造りの家は、上棟作業を終え、本日は、昨日の残りとなった屋根工事を大工達が頑張って行いました。
昨日、無垢の化粧野地板の上に蓄熱材を施工した所までご紹介しましたが、上の写真は、その上に遮熱材を施工している所です。
この遮熱材は、夏場の強烈な太陽の照りつけの熱を反射する役目をします。
遮熱材はアルミで出来ていて、アルミは熱を反射する能力に非常に優れている(輻射熱の反射率が高い)反面、直接触れると熱を伝えやすい(熱伝導率が高い)と言う性質があります。
そこで、この様に、断熱材の両面に空気層を設けます。
うち一層(上側)は、この様に空気の入り口を設け、上部へ抜けるようにします。
野地に開けた丸い穴が、後々空気の入り口となります。
こんな工夫で、夏は屋根からの強烈な熱と湿気を逃がすことで、住む人の住環境が飛躍的に向上し、材料の劣化も抑える事が出来ます。
耐久性や快適性は、目に見えませんが、こんな工夫で得られるわけですね。 - 板倉造りの住宅 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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