- 2007.06.04 月曜日
- 先週もちょっと書きましたが、最近の世界的な資材不足&高騰を受け、日本の木造建築で梁として一般的に使われている米松の品質がどんどん落ちています。
国産の杉や松の品質・量が担保されていなかったためです。
もちろんかといって集成材は使いたくないし…
この様なひねくれてる梁は、使い物にならない。
すぐ交換してもらいます。
「こりゃ〜ひでぇ〜ねぇ〜、すぐ交換させます」なんて富士弁丸出しで人ごとのように材木屋の担当が言うので、
「ブログに書いちゃお」
と言うと、「んなぁ〜虐めないで下さいよぉ〜」と、慌てて引き上げて行くのでした(笑)。
こうして、材料の善し悪しを見分けられる職人と、文句を言わずすぐに交換する材木屋がいればいいのですが、それにしても手間がかかります。
ま、そもそも、現在の木造建築の実に90%以上がプレカットと呼ばれる機械加工。
この様に手間暇かけてゼロから手加工する技術は、いつまで日本に残せるのか不安になりますね。
というわけで、次回からは、米松はもう止めて、梁は国産材にシフトして行こうと思います。
鈴木 - ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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