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薪ストーブの施工図面

昨日に引き続き薪ストーブネタを一つ。

昨日も書きましたが、薪ストーブって、とってもエコで楽しいモノですが、一歩間違えると火事の危険があることは忘れてはいけません。

ですから、設置に関しては、施工者が十分に検討し、責任を持って施工し、正しい使い方をお伝えしなければいけません。

ストーブ屋さんに聞いた見積もりに利益を載せてお客さんに提示し、受注後にもストーブ屋さんに丸投げ…、論外です。

基本的に、設置に際しては私が施工図を書いて指示をしています。

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図面は小さいし、一部だけですが、こんなふうに書いて指示すると、監督・大工・左官・ストーブ屋相互の連携が出来て、上手く安全に納まります。

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当然、安全だけでなく、その部屋の雰囲気も考えながら、ストーブ廻りの素材やデザインや寸法を指示します。

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ちょっと裏話的ですが、以前、あるお客様から大型リフォームのご依頼を受けた際、
「こんなプランで…」
と、間取りを渡されたことがありまして…。
手書きだったので受け取ってみてみると、薪ストーブの煙突がストーブから4mも横引きされてから屋根に抜ける様になっていました。

「これではストーブに着火できませんよ」
とお伝えしましたが、実はそのプランは他社の物で、既に見積もりも取っているとのことでした。

そういうのはフェアではないし、何より見積もり比べだけで安さを競わせても、満足行くものが出来るかは全く別問題です。
 (今日のお題のは薪ストーブの話なので見積もり比べはおいときまして…)


私は以前北海道に住んでいましたが、北海道では、多くのお宅が灯油のFF式ストーブです。
室内に煙突があり、連続で燃焼しても空気は汚れません(換気の必要なし)。

煙突からも、かなりの熱が出るので、煙突が家の中を長距離横引きされることもよくあり、それによって暖房効果も高まります。

でも、薪ストーブはFFストーブと違い、着火の際に火力がほとんど無いので、横引きすると上昇気流が獲られず、着火できません。
家中モンモンと煙だらけになります。

ガンガン燃焼してくれば可能でしょうが、煙突は曲がるだけでも抵抗でドラフト(上昇気流の流れ)が弱くなります。

我が家では、リフォームで後から薪ストーブと煙突を付けたため、4回曲がりで横引きも合計2m程になります。

煙突設計時(見積時)、ストーブメーカーには、
「鈴木さん、これ多分燃えませんよ…?」
と言われました(笑)。

私は、自分の家だし、自己責任で何とかするからと無理矢理設置。
結果としては、着火時のみ、灰受けのドアも開けて空気を大量に送り込むことでちゃんと着火も出来ますし、その後の二次燃焼は問題ありませんが、着火時にうっかり台所で換気扇を回しているのを忘れると、家の中に煙が逆流して大騒ぎになります。

換気扇によって、室内が引圧になっているためで、こういう場合は、着火から暫く、近くの窓を少し多めに開けておけば問題ないですが(この間の寒さは我慢)。


先ほどご紹介した4mの横引き案、もしそのまま採用されていたら、工事終了後の着火試験以降、大きな揉め事に発展していたことでしょう…。
施工者は、薪ストーブの知識がなかったら、正直に伝えて断るか、猛勉強して臨むか、それくらいは最低限のモラルです。
(他社案を見せて見積もり依頼する…、これだってモラルの問題ですけど)


あ〜、早くストーブ使いたいな〜♪

ま、その前に夏が来ますけどね。
うん、薪割りもまだまだ残ってますけど…。
あ”、煙突掃除も行かなくちゃ…(汗)。


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