- 2012.05.08 火曜日
- 連休も何日か仕事をしてくれていた社員・職人衆は、連休明けで体がきつい私と違い、今日も朝からせっせとお仕事中です。
以前もご紹介したことがありますが、事務所横の加工場で最もよく使われる機械がこの機械、プレナくんです。
木材の表面を平らな、プレーンな状態にするからプレナ。
プレーナーがより正しい発音でしょう。
【手押し】
と呼ぶ部分では、反りや曲がりを平らに削るのと同時に、隣面との直角を出します。
【プレナ】
と呼ぶ部分で、木材の厚みを一定に削ります。
【溝突き】
はカーッターとも呼んでいます。
丸いノコギリが回転し、材料に溝を突きます。
ちなみに、これら作業は大量のカンナ屑が出ます。
右端の袋がそうですが、マクスでは、富士市の工場にこれを渡し、畜産業者の家畜の下敷き用の木粉に加工されます。
大きな木ぎれは薪ストーブの燃料にし、出来る限りゴミを出さない様に頑張っております。
さて、ちょうど大工が溝を突いています。
新築はもちろんですが、リフォーム現場では解体後、既存に合わせて急遽欲しいサイズの下地や造作材が必要になります。
そんな時には、加工場で即製作します。
加工場を併設して持っているのがマクスの一番の強みです。
この年季の入った機械も強みですが、熟練の大工職人も強みです。
機械も大工も私が生まれる前から働いています。
この大工は私の祖父の代から働いてもらっています。
今日本では、とにかく『安いモノが正しい』という風潮で、安さが徹底的に追及されています。
でも、安かろう悪かろうは駄目です。
悪いモノを、さも良い様に売るのはもっと駄目です。
昔はこの溝突きカッターで指を取った大工が多かったです。
それだけ危険な仕事です。
隣で私のお馬鹿なワンコも見守っています。
もし、危険で重労働でさらに賃金が安かったら…？
安さを追求して、にわか大工を使うのは嫌です。
本人が働く意志がある間は、存分に働いてもらいましょう。
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