- 2011.11.30 水曜日
- 最近のマクスの住宅では、ほとんどが内外装とも漆喰になってますが、新築でもリフォームでも、ビニールクロスは絶対に使っちゃダメ、などと乱暴なことは決して言ってはおりません。
汚れが落ちやすい機能性壁紙とか、ビニールクロスの方が良いというお客様には、メリットデメリットをお伝えした上で、選択していただくのも全然アリです。
さて、
漆喰に興味を持つ方が必ず心配をされるのは、「ひび割れ」。
「ヒビが出ませんか?」
と聞かれれば、迷わず、
「出ますっ!」
と自信満々に答えます(笑)。
住宅は風や前を通る自動車等の振動で、体に感じない程度、常に揺れています。
木造住宅は夏と冬で構造材の収縮もあり、微細なヒビは場所によって出てきます。
(とは言っても目立つ大きいのは最初の数年だけですが)
もし、絶対にひび割れは嫌っ!
となれば、漆喰にしても、一般に出回っている塗り壁材(ほとんどはこっちだったりしますが)を使えば大丈夫。
何が違うと言えば、合成アクリル樹脂が入っているわけです。
ピュアーアクリル、なんて変テコリンな名前だったりもしますが。
これが入っていると、弾力性がありますから、ひび割れにもかなり追随して伸びるので、問題解決!
ですが、この合成樹脂が入っていると、
・静電気で埃がつきやすく
・施工中も嫌な臭い
・ライターを近づけるとあのゴムが焼ける匂い…
そう、もうこれって自然素材って言えなくなってしまうわけです。
ならば、ひび割れは我慢してでも、本物の自然素材の漆喰にしましょう!
いえいえ、そんな乱暴なことは申しません。
ちゃ〜んと補修出来ますからご安心を。
こちらは、一昨年の春にリフォーム工事をさせていただいたお宅です。
壁天井は、自然素材100%の漆喰塗り(壁は一部杉板)。
床は無垢の桜の木の自然素材オイル仕上げ。
だから…
「きもちーっ」
それはさておき、その漆喰が、今年の地震で部分的にひび割れたとのこと。
こちらの、カドです。
分かりやすくアップすると…
はぃはぃ、こんな感じ。
一番直しやすいひび割れですね。
取りい出したる秘密兵器!
(何処にでも有る霧吹きとケチャップとか入ってる入れ物です)
これに同じ漆喰(自然素材100%)を入れ、霧吹きでシュッシュッてした後に漆喰をチョイチョイチョイ…。
じゃーん。
あっという間に直りました。
(一人だったので直している写真が無くてすみません)
霧吹きの水で塗れていますが、違和感なく直っているのがお分かりかと。
こちらの写真は、一番最初にやった所。
下半分が乾いて既に周囲と同化・一体化しているのが分かります。
この様に、ビニールクロスよりもむしろ補修が簡単だったりします。
ぶつけて欠けても、自分で簡単に直せます。
子供を怒らなくても良いんです。
迷っていらっしゃる方の、ご参考になれば幸いです。
明々後日の特別見学会で実演しようかな(笑)。
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Comments
夫婦喧嘩ですか?
思い出にとっときましょう(笑)。
というのも可哀想なので、やり方をご教授しますので、DIYしてみましょう!