- 2007.05.25 金曜日
- ティンバーフレームは、百年持つ木造!、と言い切ってるので、それに見合う基礎を作らなければなりません。
昨日は、ベタ基礎のベースの部分のコンクリート打設でした。
寡黙な職人さん達に全てお任せ、と言うと楽なのですが、どうしてもこれだけは自分でやらなきゃ気が済まない、と言う行程がありまして…
これです。
建物が揺すられた時に、地震の力は、柱(特に四隅の通し柱)を引っこ抜こうとするもの凄い力が働きます。
どれくらいもの凄いかというと、建物を頑丈にするほどその力も増すのですが、阪神大震災クラスで4トン以上の力だったと言われています。
その際に、柱が引っこ抜けない様にするのが、ホールダウン金物、つまり写真のこれです。
私は必ず、この金物の設置を自分でやります。
家の、と言うかお客様家族の命を守る大事な金物なので、職人任せにしたくないんですね。
で、通常、60〜70cmのが多いですが、私が使うのは一番長い1mの。
それを、ベースの鉄筋に絡めてやります。
こんな感じ。
こうして規定より10〜20cm深く埋め込んでやることで、絶対に抜けない安心感&自己満足が得られます。
こんなふうに埋まるんですね。
さらに基礎は立ち上がるので、深〜く埋まるというわけです。
あとは暑いので職人に頑張ってもらいました。
監督がちゃんと見てれば(見て無くてもうちの職人は大丈夫ですが…)、水を入れてコンクリートを弱くする様なこともしないし、生コン車の伝票も確認すれば、強度も明記されている。
↑人差し指の先が強度。通常18Nより強い21Nで打設。
鉄筋も縦横15cm間隔だから見るからに頑丈そう。
暑い作業のあとのお誕生日会の夜のビールも最高でした。
鈴木 - ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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