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時代を見てきた鬼瓦 2

以前、解体工事に先立って、立派な鬼瓦をご紹介させていただきましたが、その続きです。

こちらは富士宮市の「布屋呉服店」様。
本店の「雅(みやび)」の方に店舗が移っており、本店の建物はもう長いこと使っていなかったために痛みがひどく、地震時には隣家へ迷惑を掛けてしまうおそれがある、ということで弊社で解体工事をさせていただくことになりました。

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こちらは解体に先立って先日行われた、お稲荷さんのお清め。
浅間神社から神主さんに来ていただいて、お祓いをしていただきました。

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このお社も、よく見ると、痛んではいますが、升組み(左の柱上)や蛙股(かえるまた:中央)など、手の込んだ仕事をしてあります。

仕事とは、この様に後の世の人に、
「良い仕事してるなぁ…」
と思ってもらえる様な仕事をしたいものです。


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さて、昨日の屋根の上。
土葺きの瓦の撤去が進んでいます。

画面奥の屋根瓦が崩れているのは、先の静岡東部地震によって崩れてしまったものです。


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登ってみると、先日ご紹介した「京花」も間近に見られます。
下から見ても分からない様な細かいデザインを屋根の上にするのが、遊び心というか“粋”なんでしょうね。


そして、

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問題の鬼瓦。
登ってみると、やっぱり結構でかい。
人力で下ろせるだろうか…(汗)。


この様に、

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完全に緑色になった銅線(緑青:ろくしょう、と言います)をペンチで切って行きます。

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解体して行くと鳥の巣が…。
鳥さんも何代にもわたって、ここで生活していたんでしょうね。

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こちらには、何かの糞がいっぱい…。
これは鼠?
こんな高いところに…?

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おっと、コウモリさんの巣でした。
起こしてごめんね。

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何とか無事下ろし終え、会社に持って帰って家内に手伝ってもらってきれいに洗います。

s-111027 (8).jpg

う〜ん、屋号に家紋、美しいなぁ。
今ではこういう仕事はほぼ無い日本の住宅業界。
ちょっと寂しいですね。

布屋さんでは、今週末より展示会があり、この鬼瓦も特別展示されます。
是非足をお運び下さい。



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