- 2011.09.08 木曜日
本日は富士山がくっきり。
事務所の私の席から見える富士山は、もう秋の姿です。
実は、富士山は夏は見えないことがほとんど。
東海道新幹線は、上りも下りも北側、つまり富士山側から席が埋まるのだそうですが、夏の間は雲にかかって富士山は見えないことの方が断然多いのです。
この様に裾野までくっきり見えるようになると秋、さらに白くなると冬を感じるわけです。
秋は涼しく過ごしやすく、眠い季節。
“びお”も爆睡です(笑)。
さて、私はお仕事・お仕事。
富士宮市で進行中の長期優良住宅先導事業の家です。
次世代パッシブソーラーそよ風も搭載です。
外壁は最近の定番、自然素材100%の漆喰塗りです。
が、この漆喰塗り、下地に非常に手がかかります。
今までをプレイバックしてみましょう。
上棟後直ちに耐力壁を作る無機質(だからシロアリも腐りも心配なし)の面材モイスが貼られ、
透湿防水シートが貼られ、
桧の通気胴縁と桧のモルタル下地(アラシ)が打たれ、
防水紙とメタルラスが貼られ、
下地モルタルが塗られ、
はぃ、やっとここまで。
上塗りモルタルが塗られました。
前回の下地モルタルの回と比べていただくと、
コーナー部分では、塗り厚がしっかり確保されているのが分かり、
伸縮調整目地も入っているのが分かります。
私のシラウオの様な?手と比べても、だいぶモルタル骨材の粒子が細かいのが分かります。
これでやっと、漆喰が塗れます。
長い道のりです。
だから高くなります。
でも、合成樹脂の塗り壁材と違い、劣化せず、むしろ空気中の二酸化炭素と結合して炭酸カルシウムとなり、強度がどんどん増して行きます。
経年変化も味わい深く、何よりかなりの長期間持つので、メンテナンスにお金がかかりません。
当然好みもありますが、長い目で見ると安上がりだと思います。
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