少し前に「キッチン革命」というスペシャルドラマがテレビで放送されました。
録画したままなかなか見ることができずにいたのですが、
先日やっと視聴することができました。
家の北側の寒い場所にあるのが当たり前だった従来の台所を根本から見直し、
現在の「ダイニングキッチン」の在り方をつくった
女性建築士のお話だったのですが、すごく面白かったです。
戦後の公団住宅は大量に作る必要があったので、予算も少なく、
ダイニングとキッチンに使える面積もたったの4畳半とかなり厳しい条件だったようです。
ですが、そんな中でも新たな試みとして、
キッチンを南側に配置してみたり、
ワークトップにステンレスを取り入れてみたり、
省スペースで収納を確保するために吊り戸棚を設計してみたり…
今までの概念を一新するようなさまざまなことに挑戦していました。
特にステンレストップは、今でこそ当たり前に使用されていますが、
当時、ジントギと呼ばれる人造石で成形して研ぎ出した素材が主流だった日本では、
ステンレストップはほとんど流通していなかったので、
大量生産してくれる工場を見つけるのも一苦労だったそう。
ただ、掃除がしやすく、何より見栄えの良いステンレストップは
ダイニングとキッチンを一体化するための肝となる条件だったようです。
(それまでは台所というと、どうしても暗い、汚い、みたいなイメージが強く、ジントギ自体もジメジメして掃除もしづらかったので、台所と食卓を一緒にするという発想にはなかなかならなかったみたいですね。)
そんな先人の努力もあり、ダイニングキッチンの間取りが一般に浸透し、今はさらに進化して、LDKが主流の間取りとなりました。
キッチンの地位がどんどんあがってますね。不遇な時代もあったけど良かったね、キッチンって感じです👍
時代背景を知ると感慨深い…。
この先もまた、どんな風に変化していくのか楽しみです。

