水平線の彼方に
こんにちは。社員大工の丸山です。今日はポカポカ陽気で、冬空の下、上着を脱いで仕事しています。少し汗も出て、動いていて気持ちがいいですね。
富士市の注文住宅からです。
上棟からもうすぐで一ヶ月経とうとしています。(早!!!)
今日は『縁の下の力持ち』的な、お話です。
写真に写っている(写真中央)銀色の支柱、「鋼製束」と呼びます。
これは土台や大引等を支える役割をします。
拡大してみると、
支柱が伸び縮みするように、両端部が可動となりネジで上下するように作られています。
下の部分は、ウレタンボンドとコンクリートビスを併用して、スラブへと固定します。ボンドの圧着と浮き沈みを抑えるためです。
何故、上下に可動するかと言いますと、水平を出す為です。大工用語では『水』とも呼びます。
基礎や土台は水平になっていますが、アンカー等で固定されていない、土台や大引は、据付け時に、水平に固定しなければなりません。
使われている材は、『木』ですから、曲がってる時だってあります。
それを、この鋼製束で微調整しながら、水平に据え付けます。その精度は糸一本分も許されません。
上下に微調整しながら鋼製束を、長さが動かなくなるようにロックしていきます。
水平ラインを出す作業は、とても気を使う作業。材料の重みや壁の位置等を、把握しての高さ調整は、誰でもできる簡単な作業ではありません。
少しでも斜めになっていれば、床鳴りの原因にもなります。人の体はよくできており、少しの勾配でも、違和感を覚えたり、気分が優れなかったりします。
ビー玉が転がるような、家には住みたくないですよね。
来月開催の、構造見学会でお確かめください?
2016年12月21日
Post by 丸山 彰
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胸を張れる仕事しかできません。ブログでは、仕事ぶりや自分達も家に住み生活しているその様子も何かの役に立つかと思いブログに綴ります。
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