- 2011.03.08 火曜日
- 本日は新潟出張二日目のご報告です。
新潟県内で、その高い設計力で、注文住宅や医療福祉施設の設計・施工を手がける、高田設計事務所さんへお邪魔しました。
こちらは事務所の特徴有る天井。
まるで宇宙船(笑)。
こんな広い空間を木造で無柱に出来るんですねぇ!
これだけで、高い設計技術が感じられますよね。
大勢居らっしゃる設計スタッフの机は、どれもマクスの社長デスクよりも大きい(涙)。
羨ましい環境です。
さてこちらは、高田さんのモデルハウス。
二階にリビングが設置されているため、リビングの大きな窓からは、
この様な、静岡県民には溜息が出る様な景色が広がります。
まぁ、私どもの所は雪が全く降らないので、溜息〜なんて言っていられるんですが、今年はニュースでもご存じの通り雪が多く、「雪下ろし戦争」と言われるほど雪下ろしが大変だったそうです。
遊びに行くのと住んでみるのとでは全然違うわけですね。
さて、そんな新潟の家。
真冬の日照時間は、静岡の1/3程度しか有りません。
そういった環境で二階にリビングがあると言うことは、周辺からの視線を気にする事無く、思いっきり太陽を楽しめるという大きなメリットがあります。
さらに、二階にリビングを配置するもう一つの大きなメリットは、
この様に、屋根裏空間を利用して開放的な吹き抜け+ロフトが作れるという点です。
ロフトから見るとこんな感じ。
もちろん、二階リビングにはデメリットもあります。
・二階のキッチンに買い物をした食材を運ぶのが大変
・寝室が一階になるのでふとんを一階に干せない場合、二階に運ばなければならない
この二点でしょう。
この二点に関しては…
ちょっと長くなりそうだから、これは明日書かせていただくことにして、ミニ建物探訪を続けましょう。
さてこちらは、「サポートセンター摂田屋」という複合型サービスセンターです。
いわゆる老人ホームという所に、自分が歳を取った時に入りたいか?
そう聞かれて即座にハイと答える方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
私も親戚を見舞って何カ所か行きますが、どうしても「収容される」と言うイメージがつきまといます。
そこで、この施設では、地域の皆さんがカルチャースクールなどの催し物を行うスペースがあったり、キッズスペースがあったり、入所者の「家」という意味合いから、玄関がそれぞれにあったりと、今までの施設のイメージと全く異なる取り組みが為されていました。
極めつけがこちら。
バーカウンター!
施設で酒飲んだ何が悪いっ!
確かにそうですよね。
お酒が弱い私でさえ、晩酌は一日の疲れを癒す特効薬。
施設にいるからといって、そのささやかな楽しみを奪われたら悲しい。
センター長(写真中央)のお話を聞きながら、目から鱗の思いがしました。
ほんと、建築って、人の生活・生き甲斐まで左右してしまうのですね。
大変なわけです。
高田設計事務所の皆様、サポートセンター摂田屋のスタッフの皆様、入所者の皆様、有り難うございました。
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