- 2009.11.12 木曜日
- 今回の勉強会は大分だったため、大分が生んだ偉大な建築家、ということで、磯崎新氏設計の旧大分県立図書館に行って来ました。
現在は、アートプラザ、として市民ギャラリーなどに使われているそうです。
コンクリートのチューブ状の構造物が印象的です。
磯崎新氏の作品と言えば、私たちに馴染みの深い、あのグランシップが、磯崎新氏の設計です。
グランシップでは現在、屋根の石材の崩落が相次ぎ問題になっています。
原因は不明だそうですが、問題は何故か事故を川勝知事が指示するまで隠蔽していたとか…?
安全に関する事なのに、何故隠す必要があるんでしょうね???
それはさておき、
世界的な建築家で、日本では頂きに君臨するようなエライ先生ですが、日経新聞の私の履歴書などを見ると、岡本太郎氏との交友や、ネオダダなど、私の中ではむしろ芸術家としてのイメージが強いです。
余談ですが、日経新聞の「私の履歴書」の題字は、いつも著者の自筆で、磯崎氏の題字は、いかにも建築家というのでしょうか、ゴシックと隷書の中間のような、品のある書体でした。
悪筆の私は、羨望と嫉妬の気持ちで一ヶ月間見ていたのを思い出しました。
ですので、今「私の履歴書」を書いているノーベル書を受賞した益川敏英博士の「悪筆だから」と題字を辞退されたのを読み、深く共感すると同時に大笑いしました。
館内には、磯崎氏の作品模型群が展示されており、とても良かったですが、許可制で撮影は可能なものの、ネットなどへの掲載は不可なため、簡単ですがこの辺で。
蛇足ですが、この建物脇には、大分城跡があります。
戦争の空爆で掘りしか残りませんでしたが、写真のような橋が再建されています。
ただ、先日の掛川城のように、新しすぎてというか、綺麗すぎてといいますか、風合いみたいなものは感じられませんでした。
やはりそれは、時を経てこそ出るビンテージ感とでも言うものなのでしょう。
そんな建物を目指さないといけませんね。
→バナナ&キノコダイエットはどうなった?…
↑自然素材を扱う工務店のブログが集まってます【日本ブログ村】 - ミニ建物探訪 | comments (0) | trackbacks (0)
Comments