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パッシブソーラーそよ風施工風景 〜動画〜

静岡県富士市の次世代パッシブソーラーそよ風搭載の家です。

本日は屋根の施工をご紹介します。
以前ご紹介した「そよ風の家」の屋根と施工と少し変えていますが、基本は同じです。

ただし、前回のブログとなるべくかぶらないように、前回のブログでご紹介出来なかった部分を中心にご紹介いたします。

s-090501 (1).jpg

まずは軒先。
職人は鼻先と言います。

ここがスタート。
空気が入る部分です。
ステンレスの金網があり、鳥やミニコウモリが入るのを防ぎます。

s-090501 (2).jpg

この鼻先を上から見た所です。
この様に、ここから冷たい空気(夏は蒸し暑い空気)が入ります。

s-090501 (3).jpg

そして、この様に太陽の熱を鉄板を通して受けた空気は、徐々に熱せられながら上って行きます。

ちなみに夏は、さらに熱く、80℃ほどの熱風になります。
また、夏の夜は逆に、放射冷却で、冷やされ、同時に結露しながら、つまり除湿されながら上って行きます。

s-090501 (4).jpg

暖かい空気は軽くなるので、自然に上に上に上りますが、床下へその空気を送るためにプロペラを使いますので、鼻先以外の部分から余計な空気を吸い込まないために、写真のようにシーリングしてから屋根施工をします。

s-090501.jpg

こんな感じです。

鼻先以外から空気を取り込んでしまうと、冬は冷たい外気によって、折角暖めた空気を冷ましてしまいますし、夏の夜は逆に折角冷えた空気が蒸し暑い外気と混じって、ぬるくなってしまうのを防ぎます。

s-090501 (6).jpg

北側の屋根にある、棟の部分をのぞき込んだ所です。
(最後の動画を見て頂くとどの部分か良くお分かり頂けます)

右に見える銀色の金属は、南面の空気を集めるチャンバーです。

空気を集めるのは、夏も冬も南面で行います。

冬は、この様に急勾配だと、北面の屋根にはほとんど日が当たりませんが、夏は太陽の高度が高く、北面の屋根にも容赦なく照りつけるので、北面の熱せられた空気は、自然通気出来るようにしてあります(赤の曲がった矢印)。


s-090501 (5).jpg

前述のチャンバーの中央に、床下へ送る部分があり、そこだけはこの様に、部屋側から見るとチャンバーが見えます(写真中央)。

ここからダクトで床下へ空気を送ります。

夏の昼間は、そんなことしたら灼熱地獄なので、ここを閉じ、チャンバーから直接外に排気(排熱します)。
この、熱い空気を、建物内に入れることなく直接排熱するのが、そよ風システムの最大の特徴です。

屋根で排熱しながら、室内ではエアコンの空気をファンを使って家中に循環させる事も可能です。


今回は頑張って動画もアップしてみます。
排熱用のファンが風を受けて回っているのがお分かりいただけると思います。

s-090501 (7).jpg(再生時間35秒 3.17MB)


冬が終わったので、今度は熱い話がメインになってきますが、上述の通り、そんなに熱い空気が出来るなら、お湯を作った方が…、
と思いの方もいらっしゃると思います。

もちろん、それも可能です。

ただし、晴れた日にしか使えない、そしてそもそも冬は全ての熱を床下に送りたいとなると、パッシブソーラーで作るボイラーと、曇り&冬季用のボイラーが必要になります。

オール電化なら、エコキュート一台の方がはるかに話は簡単です。

そして、ガスを使うなら…。
これはまだとっておきなので、いずれご紹介いたします。

それでは皆様、良いゴールデンウィークを!

追伸
このお宅の構造見学会(予約制のみ)を行います。
詳細は【マクスのお知らせ】をご覧下さい。



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