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「390gの赤ちゃんの奇跡」を見て

昨日は、「ザ!世界仰天ニュース」で「390gの赤ちゃんの奇跡」を家族で見ました。

私の娘は530gと、TVの赤ちゃんよりも大きかったものの、週数が23週とTVの赤ちゃんより少なく、生まれた時の大きさもTVで見るとほぼ同じだったので、当時の事を思い出し、目頭が熱くなりました。

生まれたての超未熟児の赤ちゃんが、体温調整や皮膚の水分調整が出来ないので、身体にビニールをかけられていましたが、7年前という事で、うちの子の時は、温度は厳密に管理され、保育器内の湿度もコントロールされていて、ビニールは被っていませんでした。

TVは7年前の映像だったので、多分ここ数年で機械も医療レベルも飛躍的に上がったのでしょうね。

TVの赤ちゃんが、今は元気な女の子です、と紹介された事はとても嬉しかったです。
可愛い眼鏡をしていましたが、やはり未熟児網膜症で視力が悪いんでしょうね。

娘も小学校に上がる前から眼鏡になるのはほぼ確実なようで、私も可愛い眼鏡を買ってやろうと思います。


呼吸が出来るようにならなかったり、
体内の病原菌の数値が上昇してしまったり、
おしっこがでなくて身体がパンパンにむくんでしまったり、
貧血になったり、
膜症のレーザー治療を受けたり、
ミルクで呼吸が停止したり、

今思い返しても、困難の連続で、NICUに入院中の約4ヵ月は本当にただただ心配の毎日だった事を思い出しました。


TVで一番気になったのは、出産難民について。

原因として、労働基準法無視の超過酷勤務や、医療訴訟の多さが原因しているとの事。

私の娘の場合も、先生は一週間病院に泊まり込みで付きっきりで診て下さったのでした。


医療訴訟と言えば、「福島県立大野病院産科医逮捕事件」が最近大きくクローズアップされました。

もし、自分の家族が同じ目にあったら、やはり医師へ許せない、と言う思いを持つのは自然な事なのでしょう。

でも、第三者のマスコミが、正義の味方面して医療過失を責めるのは無責任に過ぎると思います。

話は全然違いますが、「星野ジャパンだ、金メダルだ」と大騒ぎしておいて、今度は「星野の大罪の全て!」等と言い出すのは、人として恥ずかしいと思わないのか?
そう感じます。

医療事故の届け出は国立病院だけだそうで、実際の数字は分からないらしく、不注意から起きる事故も相当数あると聞きます。

実際会社の知り合いの職人も、悪性腫瘍と言われ手術をし、臓器をいくつか摘出した後、医師から、
「すみません、ミスでした。本当は良性で取る必要のないものでした…」
と言う説明を受けた後、上司の医師に、
「いやいや、悪性ではないものの取らなければいけないものだった」
と撤回され、高額な医療裁判をするお金もなく、泣き寝入り、と言う人が居ます。


本題からやや逸れましたが、これだけ日本で出生率の低下が深刻な昨今、現場の医師だけに過酷な努力とリスクを背負わせるままでは、手遅れになるのは明白です。

上記リンク先のウィキペディアによれば、米国では、年間1000万円以上の医療訴訟対策の保険の掛け金などが経営を圧迫し、産科医の現象に歯止めがかからず、フロリダ州などはほぼ産科医が存在しないとか(信じられませんが…)。


警察が介入しない医療ミスを調べる第三者組織と、結果の完全な予測が不可能な営みである医療行為について業務上過失から、有る程度(言葉は悪いですが)特権的に医師を守る制度、これはこれからの日本に必要な事だと思います。


ブログを始める際、「政治と宗教」については書かない、と決めましたが、今回だけは浅はかながら私見を書かせて頂きました。

先日知ったのですが、娘のNICUでの入院中、当時担当と副担当だった先生は、治療方針を巡って、取っ組み合い寸前になりながらも、意見を交わし、娘の治療にあたって下さっていたそうです。

そんな先生方・病院スタッフのみに、精神論的な努力とリスクを押しつけるのはやはり間違っている、そう思わずにいられません。


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