- 2008.03.06 木曜日
- 静岡県富士市の【板倉造り】工法の家です。
「お知らせ」の方に書いたのに、このブログでは書いていませんでしたが、今までご紹介してきました、この板倉造りの家は、来週の土日(15・16日)に、完成見学会を行います。
板倉工法は、通常の在来工法の家とは異なります。
ログハウスに好き嫌いがあるように(遊びなら良いけど家としてはね〜とか)、この板倉工法も、全ての人にとって完璧な家、等とは、全く思っておりません。
ですが、「木」「自然素材」「健康」「調湿」…そんな言葉にピン!と来る方には、是非一度見て頂きたい家です。
もちろん自信アリ!です。
さて、そのお宅、只今見学会に向け、と言うか引き渡しに間に合わせるため、と言いましょうか、外構工事など、仕上げに追われております。
庭が着々と進んでいます。
上を見ると…
おーっ、ナイスショット!
「ピカーン」というのが上手に撮れたので載せてみました(笑)。
現場監督の城内は、かなりテンパって居ます。
ブログの更新も滞っています。 すみません。
ま、こんな風に、職人と朝から晩までやってまして、ご勘弁下さい。
写真は階段の手すりを付けている所なんですが、手すりの1cm・2cmという位置の違いで、使い勝手が全然違うので、侃々諤々・喧々囂々やってる所です。
(こんな字を書くんですね。私がエライのではなく、ワープロが偉いんです)
現場監督は、福祉住環境コーディネーターと言う資格を持っています。
こういった手すりをはじめ、住宅のバリアフリーを的確にアドバイスする資格ですね。
威張るほど難しい資格ではありませんが、最低限の資格は、お客様の財産を工事するものにとって必要だと思います。
姉歯事件以降、建築に関する法律は、神経質なほど厳しくなる一方ですが、肝心の建築業許可や、訪問販売における法律など、問題の本質とも言える「入り口」の部分は、手つかずです。
簡単に言うと、新築なら1500万以下、リフォームなら500万以下の工事をするのに、建築業許可要らないんです。
つまり無届けで出来ると言うこと。
「今日からリフォームでもやるか」、
そう思ったらパソコンの前のあなたでも出来ます。
想像してみて下さい。
「ピンポーン」
玄関のチャイムが鳴りました。
「はい、どちら様?」
「私、ニコニコクリニックの院知木と申します。
只今ご近所を無料健康診断でまわっております。」
「無料? 診断?」
「はい無料です。
どれどれ…
あっ、あなた、病気ですよ。
このままだと余命半年です。
良かったですね〜っ。
ちょうど私、この病気に効く、アメリカで開発された、
新発売の特効薬を持ってるんです。
100万円なんですけど、今ご近所をまわってる所だったんで、
特別に80万で良いですよ。」
「え〜っ、80万、いいです、そんなお金無いです。」
「え、え?
どういう事ですか? この薬飲まないと死んじゃいますよ。
じゃぁわかりました、これもご縁です。
ちょっと待って下さい、今、上司に相談しますから…
…はぃ、はぃっ、わかりました。
上司の許可がおりました。
本当は来月からキャンペーンが始まるんですが、
本日は特別にキャンペーン価格の50万でお譲りします。
しかも今、うちの提携ローンを使えば、
月々のお支払いはたった3千円で…」
すみません。
ものすごっく安〜いお芝居ですが、医療でこんな馬鹿なことありっこ無いですよね。
でも、全く同じ事なら建築業界では日常茶飯事なんですよね。
こういうのこそ、真っ先に改善しなければと思うんですが…
国土交通省に聞いてみたいものです。
はぃ、かなり横道に逸れてしまいました。
話しを戻しましょう。
先程の手すりの部品もそうですが、次々に新しい部品が新発売になります。
現場を離れてしまうと、こういうのにどうしても疎くなってしまいがちです。
これもそう、恥ずかしながら知らなかったんですが、
これは、洗濯機の「防水パン」というものです。
水が漏れても床が濡れないので安心です。
もちろん防水パン自体は知っていましたが、この防水パンが今までのと違うのは、左側の前後のコック。
手前のここで開け閉めすると、
この後側のチャッキ弁(逆流防止弁)が付いたコックから水が出るというものです。
これなら壁に配管する必要がないので、シンプルで漏水の可能性をかなり軽減できます。
ドンドン便利なものが出てくるなぁ…
道具オタクの私としては、こう言うの、見るだけでも楽しいです。
新発売の度にお客様のお宅で使うことが出来るんだから、この仕事って面白いです。
見学会では、こんなのも見て下さいね。 - 板倉造りの住宅 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
Comments