- 2007.12.19 水曜日
- 先週の土曜日の15日、板倉造り工法の住宅の構造見学会の丁度その日、地元新聞富士ニュースの一面は、「富士市に伝わる民話の世界 子育て桜地蔵」という記事でした。
ようやくを抜粋させて貰いますと…
「昔、今泉に、人が良く多くの村民に好かれていた、酒好きの墓守のおじいさんが住んでいました。
おじいさんは、おはかの管理に一生懸命働きましたが、やがて最期を迎える時、『わしが死んだら、酒を供えてくれ。きっと子供達が丈夫に育つように守るから』と言い残してこの世を去りました。
それから村人は、おじいさんの気持ちをくみ、墓地の近くにあった桜の大木の根本にお地蔵さんを祭り、お酒を供えるのを忘れませんでした。
その後、村の子供達が元気に育つので、村人達はおじいさんの徳を有り難がり、『桜地蔵さん』と呼ぶようになったそうな。」
と言うものでした。
写真を見ると、このお堂がまさに板倉造り。
と言うわけで早速昨日行ってきました。
写真が変な角度から取られているのは、中学生のカップルが、デート中だったため、お邪魔しないようにです(笑)。
現在、この板倉造りのお堂の中に桜地蔵さんは安置されております。
記事によると、遠方からも多くの信仰を集めているとか。
私も早速お参りさせて貰いました。
この様に、板倉造りは、日本に古くからある伝統工法で、気を付けてみてみると、皆さんのご近所の神社やお寺、こんな小さなお堂なんかでも、結構板倉造りは簡単に見つけられると思いますよ。
現在工事中のマクスの板倉造りの家↓とは、ずいぶん形は違いますが。
屋根の瓦が葺き終わりそうです。
追伸、書き忘れましたが、この桜地蔵さん、場所がかなり分かり辛いです。
上和田の交差点から吉原二中へ行く間、100mくらい歩いたら左(道路北側)です。ハゴロモさんまで行ったら行き過ぎです。駐車場もありません。 - 板倉造りの住宅 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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