- 2012.04.26 木曜日
- ニ建物探訪・吉野出張編」でございます。
吉野材のマンションリフォームを見学した現場から、歩いて行ってきたのが、四天王寺。
日本仏教の祖、聖徳太子の建立だそうです。
日本仏教の最初の寺として、宗派にこだわらない全仏教的な和宗総本山として独立しているそうです。
そう言われても、時間もなかったし、どーも鉄筋コンクリート造の伽藍は、個人的には興味がわかず…(地元の皆様ごめんなさい)。
こちらは重文の六時堂。
目の前の石舞台は日本三舞台の一つだそうですが、工事中だし時間はないし、割愛。
厳島の板舞台は見たので、いつか住吉大社の石舞台と合わせて制覇したいです。
「亀がいっぱい居るなぁ〜」と言う感想と、その亀の池の横の大樹(先ほどの写真)、「あっ、栴檀だ」と言う感想で見学終了。
栴檀の実。
ちなみに調べると、「栴檀は双葉より芳し」のセンダンは、本当は白檀(ビャクダン)なんですって。
所変わって吉野山。
こちらは竹林院のお庭。
こちらのお宿は桜シーズンに宿泊すると一泊4万だとか…
(もっとも、予約など取れないでしょうが)
写真庭は、千利休が秀吉のために造園した庭で、大和三庭園の一つに数えられるそうです。
くつろぎます(人混みがなければ…)。
義経の鎧?
こちらは吉水神社。
重文である建築史上最古の書院とかあるのですが、兎に角ここも人人人…。
さらに、ここで義経がどーしたとか、弁慶が考えたとか、なんだか展示がごみごみしてます。
弁慶の武器?
はぃ?
何だ、大河の小道具か…(笑)。
こういうの、重文と一緒に展示するからアトラクション的になっちゃうのでは、と思いました。
むしろ、こういった貫構造の方が面白かったです。
最後はこの門の向こう。
国宝の金峯山寺蔵王堂。
いや〜、さすがに立派です。
山岳信仰なので、神様仏様皆兄弟。柏手打っても良い、人々を迷いや苦しみから救うお寺です。
が!
ここを見学して本当にがっかり。
桜シーズンど真ん中に行くから仕方がないと言えばそれまでですが、とにかくすごい人。
JR東海が「うまし うるわし 奈良」と宣伝しているのもあって、ホント田舎モンの私は人酔いします。
その「うましうるわし」で「青が、荒ぶる」と目玉的に宣伝されているのが、蔵王堂の中にある秘仏、重文の金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)。
ただお参りしようと思っても、簾がかかっているのでよく見えません。
只今「秘仏本尊特別ご開帳」開催中!で、特別に千円払うと中に入ってじっくり拝むことが…
出来ません。
中に入っても簾が深く、奥の方に進んでいかないと、その真っ青なお顔がよく見えません。
でも、奥の方は、順番待ちがまわってきた根気強いお年寄り達がどっかと座り込んでいて、ちょっとやそっとでそこまで辿り着くことは不可能(笑)。
そもそも、狭い中でこんなに人がいるのに、この秘仏の正面には、バリケードが張られ、特別のさらに特別のお金を払った人だけが入れるようにしているのが原因。
その特別二乗な祈祷やってる時なら仕方ないですが、やってないんだからバリケード取って入れてくれればいいのに、マイク持った行者さんが「ここは駄目ですよ」「入らないで下さい」ってアナウンスしてます。
「本日は大変混雑してすみません…」と大音量のマイクで延々と放送されるお祭り騒ぎの構内。
とても、厳かにお参りする雰囲気ではありません。
なんでも、この秘仏公開、60年に一度、のはずが、数年前やって大好評、今回から10年公開するとかしないとか(笑)。
加持祈祷のパンフだけは沢山貰いましたが、ここはもうただの観光地。
お参りは地元の神社で十分といった感じでした。
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