- 2012.02.02 木曜日
- 日照時間が全国トップクラスに長く、風もほとんど吹かない温暖な静岡県東部。
でも、一年で一番寒いこの時期、やっぱりお寒うございます。
さて、薪ストーブで一番問題なのはやはり薪。
会社は端材を燃しきり、現在は解体工事で出た釘だらけの細い材を切っては、せっせと燃やしております。
細い材は長ささえそろえれば直ぐに燃やせますが、太い丸太は割らなければいけません。
「おりゃぁ!」
これは先日の休みに私が割っている松の木。
昨年の9月に台風で倒れて道路を塞ぎ、何とかして下さ〜い、とお客様に頼まれた時に玉切り(3〜40cmサイズに切りそろえる)しておいた物。
こちらマクスの薪置き場。
左が、今回斧で割った薪で、右奥はまたまたお客様に頼まれて切った杉と欅。
チェーンソーで切って約一ヶ月の切り口。
手で触ればしっとりしています。
まだ全然濡れているのが、写真でも何となくお分かりかと。
こちらは冒頭の私が斧で割った松。
何となく乾いているように見えますが、割った時は、
こんな感じでした(イメージをお伝えするために修整)。
台風から4ヶ月半くらい経っていますが、玉切りしてあるだけでは、まだ内部はたっぷり水分を含んでいました。
割って数日で割った表面は乾きましたが、内部はまだ濡れています。
濡れている薪は、燃えません。
乾いた他の材料と一緒に無理矢理燃すことは不可能ではありませんが、乾いていない薪を燃やすと、煙突内部にタールがこびりつきます。
これを繰り返すと煙突内部が動脈硬化のように細まってきて、ついにはこのこびりついたタールが燃えます。
これが煙道火災。
薪ストーブによる火事の原因ナンバーワン。
薪の樹種云々よりも、乾いているかどうかが問題。
薪ストーブで濡れている薪を燃しちゃダメなのです!
今回割った薪も来年用です。
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Comments
メンテナンスは、
1.煙突掃除
2.ガスケットの交換
3.コンバスターの掃除(交換)
です。
コンバスター(触媒装置)の掃除・交換は本体を分解しないと出来ませんが、都市部でなければ触媒を使わないリーンバーンやクリーンバーン燃焼方式を選択することで解消します。
2は数年に一度なので、それほど大変な作業ではありません。業者に頼んでもさほどの額ではないかと。
問題の煙突ですが、メンテしやすい設計にすること、そして、取り付けた業者がどこまで協力的か(笑)、によりますね。
めんてなんすよりも、やはりどれだけ薪を冬の前に準備出来るかでしょう。
アリとキリギリスです。
ホームセンターで薪を買ったりしたら、とんでもない金額になってしまいますから。
あと、私はお酒は大好きですが、弱いのでロックは飲めません。
って、余計な情報でした。
メンテが気になります(笑)。
おじいちゃんになってからが不安です・・。
興味はありますが、薪ストーブライフはリーマンには厳しいですかね?。
ペレットストーブは体感しているんですが(笑)。
手入れが気になりまして・・・。
ランニングコストもちと気になったり(笑)。
んーウイスキーロック片手に揺らめく暖炉の炎は最高でしょうね!