- 2011.11.02 水曜日
- 富士市の鉄筋コンクリート造(RC)の建物でのリノベーションの現場です。
このお宅はRCの一軒家ですが、最近では、RCのマンションのコンクリートの内側を全て剥がしてしまい、内部をそっくりやりかえる工事が首都圏を中心にブームです。
一昔前は、マンションのスケルトンリフォームと呼んでいましたが、
最近ではこの様な工事を、
マンションのリノベーション工事、略して“マンションリノベ”なんて呼んでいるようです。
先日ご紹介した趙先生のご自宅も、マンションリノベですね。
さて、リノベーション、と言う以上、建てられた一番最初の時点よりも、性能が上がらなくてはいけないと思います。
そこで今回は断熱工事のお話し。
何となく同じアングルで見てみますと、
内部が取り除かれ、
ケイテンと呼ぶ鉄の下地が組まれ、
はぃ、断熱施工が為されました。
断熱工事の様子は勝亦監督のこちらのブログをご覧下さい。
今回使用した吹き付けウレタンは、住宅に使っている物と異なり、より断熱性が高いので薄く施工が出来、RCへの接着性が良く、そして堅いという性質があります。
断熱していない玄関の部分と比べると何となくその薄さがお分かりかと。
こんな感じ。
このお宅は三階建てで、一階が車庫になっており、二階と三階が居住スペースとなります。
現在の写真は二階。
二階の床は、一階の車庫、つまり外部空間に接しますので、床にも断熱の施工がされています。
反対に天井面は三階の床になりますので、断熱施工はしてありません。
三階を見ると…、
この通り。
こちらは、床が二階に接しているので床を断熱していませんが、天井は屋根に接するので、断熱がしてあります。
これで、二階・三階を併せた居住スペースの六面がすっぽり断熱化されたことになります。
もちろん、
二階と三階の間の階段室も、どこが外部空間になるのかを考慮して断熱しています。
壁だけでなく、今後は窓も断熱して行きますが、そちらは後日ご紹介させていただきます。
窓と言えば、開けると目の前が隣家の壁で、光も風も全く通らないのに雨だけは漏ってくる、という困った窓があり、ここはお施主様との打合せの上、
防水処理の上ガビガビに発泡ウレタンで塞いでしまいました。
勿論、雨漏りもなくなりました。
目出度し目出度し、またご紹介させていただきます。
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