- 2011.09.14 水曜日
- 本日は仕事と全く無関係です。
先日、娘の保育園の父親参観に行って参りました。
保育園と言っても、娘は530gの超未熟児で生まれ、体の発育が一年ほど遅れているため、県の子供療育センターに通いながら、何とか小学校入学までに発育を間に合わせられたら、と日々奮闘中です。
療育センターには、娘の様に発育が遅い子、四肢にハンディキャップを持つ子、団体行動が苦手な子、先天性・後天性の様々な病気の子等々、非常に多岐にわたる子供達が、専門スタッフの方々に見守られて日々をおくっています。
そんな中、父親参観では、子供の園での活動の見学以外に、お父さん達だけのグループワークが開催されまして、講師の先生の話が、なるほどなぁ、と感心する内容でしたので、ちょっとご紹介させていただきます。
まずは、トイレットペーパーの芯を二つ繋げてメガネを作ます。
さらに、利き手に軍手を二枚重ねてはめます。
そのメガネを軍手を付けていない手で目にあてがい、視界が極端に狭い状態で、
「では、鉛筆を持って下さい」
との指示。
…これがなかなか滑って持てない。
次に、先生がお手本で書く絵描き歌をメガネ越しに一度見て、次に先生の絵描き歌を聴きながら、またメガネ越しに自分の手元の紙にその絵を描きます。
…ん?ここはどうだっけ?
と思っても、メガネがあるので黒板は見えないし、そのうちどんどん先生の歌は進みます。
やってみるとかなり難しいのが分かります。
次に、ラジカセから大音量で音楽が流れる中、先生が絵本の読み聞かせ。
…内容は、ほとんど理解出来ません。
最後は、膝と肘に新聞紙を巻き付けてのキャッチボール。
…上手に動けない。
「これが、子供達の世界なんです。」
なるほど…。
「何でこの子は、こんな簡単なことが出来ないんだろう?」
「何でこの子は、私の言うことを理解できないんだろう?」
「何でこの子は、他の子みたいにちゃんと出来ないんだろう?」
そうじゃないんですね。
その子の今のレベルで出来ないものは出来ない。
出来ないものは、出来なくて当たり前。
出来なくても、じっくり待ってあげる。
親がイライラしたら、子供はもっとイライラしちゃう。
必ずいつか、出来る様になる。
いつか、出来たなら、
うわぁ!すごいね〜っ!
と一緒に喜んであげる。
当たり前だけど、こういうことが大事なんですね。
私は一番痛かったのは、ちっとも漢字が書けず、未だに九九を間違える長男坊に、
「ったく、何でお前はいつもいつも…」
と、ついつい、イラッと話していたこと。
ただただ反省なのでした。
子育ては、ゆとりが大事ですね。
♪
君を呼ぶ声 力 にしてくよ 何度も
明日がその10001回目かも知れない…
♪ Dreams Come True / 何度でも
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- 低体重出生児・未熟児医療 | comments (4) | trackbacks (0)
Comments
うっわ、娘に酌されたら照れるなぁ…(ポッ)
って想像してしまう私はかなり痛いですな。
「おやぢ、ビールくらい一緒に飲んでやってもいいよ」
と言われて
おやぢは、目尻が下がっています。
それはおやぢのサガらしいです
そのうち、そういう日がきますよ
それまで
酒が飲める身体でいないとね(笑)
ありがとうございます。
でも、あと10年もすれば、
「おやじ臭いっ!」
とか言うんですよ、きっと(涙)。
あさちゃんは、
明るくていい子だなぁって
いつも思いますよ。
いるだけで
ぱっと明るくなる。
ゆっくり見守ってあげればいいと思います。
大人になったって
「そんな簡単なこと」
が出来ない人は
たくさんますから。