車のボンネットを開けると
ラジエターがありますが
あのフィンの中は冷却水です
金属のヒダの中を冷却水が通り
風を当てると、ヒダの表面積が
大きいため、効率よく冷えます
エアコンの室内機は
エバポレーター(蒸発器)で
室外機はコンデンサー(凝縮器)
と呼びますが、同じ様なヒダの
形状をしていて、原理は同一
表面積が大きいと
熱の移動が多くなるのです
これって、住宅も全く同じ
今日はそんなお話です
おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です
本日は御殿場市の注文住宅
コの字型プランの平屋住宅から
プランと熱を考えてみましょう

社員大工の丸山が小下がりの
框をカンナで加工中
なかなか手間ひまがかかる
加工で、少しづつしか進みません
少しづつしか進まないのは
コの字型のプランだから
というのも大きな理由の一つ

作業をするのに材料や道具を
あっちからこっちへ
こっちからあっちへ

作業動線が伸びてどうしても
効率が悪くなってしまいます

これから無垢の床板を貼るところ
ですが移動経路には道具や材料も
あってヒーヒー言いながらの作業
遅れを取り戻そうと残業しながら
めっちゃ頑張ってくれてます
お客様もそれをわかって
労をねぎらっていただける
ありがたいです
と、言い訳はさておき(苦笑)
上の画像で水色に見えるのは
基礎の断熱材です
今日のテーマのプランと断熱の
関係に進みましょう

わかりやすくするため、坪とか
㎡とか言うのをやめ、「箱」で
考えましょう
上の画像では3×5=15個の箱
つまりブロックがあります

2段重ねでブロックは30個
まぁ、延床30坪の総二階プラン
ってイメージなんですけどね
で、このプランの「壁」に注目

赤くした部分は「外気」に
面している部分です
1個のブロックは6面ありますね
上の場合、30個のブロックで
外気に面した赤い部分は
数えると32面あります
手前が南だとすれば
東西が6面ずつ、南北が10面ずつ
合計で32面てことです
先程の工事の画像のように
基礎断熱ですから床は外気に
面していないので
今回は考えません
でも、屋根はもちろん外気に
面していますから
上面のブロック15個分の15面を

壁と足せば全部で47面が
外気に面しているのが分かります
では、同じ30個のブロックを
今度は重ねずに以下のように
並べてみます
そうです
同じ延床30坪で、総二階の30坪
か平屋の30坪かって違いです

ブロック30個で、壁は22面が
外気に面しています
さっきの2段重ねの時の壁は
32面ですから、このプランでは
壁の量は減りました
でも、屋根を加えると…

屋根は15面から30面と倍になって
いますので合計は52面で
47→52面で、平屋のほうが外気に
面する部分が増えています
しかも、先週この様にブログで
ご紹介した通り

夏は屋根から強烈な熱を受けるので
平屋プランのほうが圧倒的に
熱を受けることになります
では、さらに!です
こちらのお宅のようにコの字型
のプランの場合はどうでしょう?

同じく、ブロックは30個です

壁では34面が外気に面し

屋根を入れると64面が
外気に面しています

同じ30ブロック(坪)の平屋では
屋根は同じ30面となりますが
外気に面する「壁」は
22→34面と55%も増えています
これは、最初にご紹介をした
ラジエターと同じで
それだけ熱の出入りが多い
ということになるわけです
こういう事を知らずに
と言うか検討もせずに
安易に凸凹した間取りを作ると
すごく住みにくい家になる
ということなのです
断熱には余計に気をつけなければ
なりませんね
もちろん、コの字型にしたのは
この土地の形状からも大きな意味
とメリットがあるからです

ブログでは、できるだけこの様な
「メリット・デメリット」や
「断熱や耐震の意味」などを
わかりやすくご紹介したい
と毎日考えておりますが

やっぱり
百聞は一見にしかず!
なんです
いい家を作るには
現場を見てみるのが一番です!
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