ドタキャン騒動に学ぶ!家づくりで「隠されると知りたくなる」構造のすべてを公開します

【富士市】工房のある家

今年は町内会の役員が回ってきて
毎月定例会に出ないといけません

 

そんな用事でもなければ
早く帰ってテレビを見るなんて

ないので、これはこれでイイネ

 

 

こうしてNHKの「家族に乾杯」
を見ていたら

 

ゲストがドタキャンで小野アナ

がピンチヒッターでした

 

 

面白いもので、説明が無いため
「本来のゲストは誰だった?」
とネットは盛り上がる

 

 

たしかに私も、天候や体調不良
なら説明するよな…と勘ぐる

 

 

人って隠される
知りたくなるものなんですね

 

家づくりでも、上棟後はネット

が張られて中は見えないし
構造見学会をやる会社も少ない

 

どうやって家ができるか?
知りたいですよね???

 

 

マクスの家づくりは
その過程をオープンにして
隠しごと無しで参ります!

 

 

 

2025.11.12 Vol.5,232

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

 

今週は無事上棟した富士市の
現場の振り返りをしております

 

 

今日も上棟スタートから

 

既に土台は施工してありますが

 

 

 

土台はアンカーボルトで
基礎に固定されています

 

ただ、上の画像、右と左で
ボルトの大きさが違う

 

 

 

 

このボルトの大きさの違いは
基礎工事の際のブログでも
ご紹介させていただきました

 

 

大事なのは
特許を取った「〇〇工法」とか
スーパーウルトラストロング…

 

みたいに、名前やイメージ
ではなく、ちゃんと構造計算を
したうえで耐震等級3か

 

ってことですね

 

 

 

それはもちろん基礎だけじゃない

 

構造計算によってボルトの位置や
種類が変わるように

 

木構造も

  • 梁の材種(木の種類)
  • 梁の大きさ
  • 柱と梁の接合金物
  • 梁と梁の接合金物
  • 使う釘の種類やピッチ

まで、すべて構造計算で
一箇所ごとに安全が確認
されている

 

ってことが重要です

 

 

上の画像で取り付けている

梁の両サイドの柱には
特殊な金物がくっついてます

 

 

 

 

まだ床に置いてる時に撮影

 

梁を取り付けたあとに
指さしている部分に

下の写真のように

 

 

ドリフトピンという
鉄の太いピンを打ち込んで固定

 

 

 

 

他にも色んな金物がありますよ

 

 

基礎だけじゃない
ホールダウン金物

 

上の写真、よく見ると2Fです

 

 

1階の柱と2階の柱を金物で
繋げています

 

それくらいここは地震の時に
大きな力が働くってこと

 

 

地震の際にどこにどれだけの
力が働くかは、間取りや
壁の配置で全部の家で違います

 

だから、一軒一軒、構造計算を
して安全性を確かめるのは
アタリマエのことです

 

 

それが法律上アタリマエに
なっていないのが
日本の住宅業界の変なところ

 

大地震がきてから後悔しても
遅いのです

 

 

私も若い頃、市からの委託で
富士市の無料耐震診断に
かり出されていました

 

訪問先のおじいちゃんに

 

この家は腕のいい大工が
釘を一本も使わず
建ててくれたんだよぉ
すごいだろぉ~

 

と自慢されました

 

判定は
「倒壊の可能性が高い」
だって、何度説明しても
分かってもらえなかったなぁ

 

 

家づくりはイメージじゃ
ダメなんです

 

今日はブログの途中で
結論入れちゃいましょう

 

構造計算しないなんて

 

 

こういうことです

 

 

 

そして、おまけ

 

金物は、「無いモノは作る」
ってこともよくあります

 

 

図面を元に位置を出して

 

 

 

あらかじめ作ってあった
ステンレスの金物を取付け

 

 

ここには

 

 

こんな感じで木のバルコニー
が出来ます(こんな色じゃないけど)

 

 

下から覗くと

 

 

こんなふうに、床の下地を
しっかり受ける金物が必要

 

 

そこで

 

 

こんなふうに図面から描いて
鍛冶職人に作ってもらいました

 

こういうのが工務店の真骨頂!