大屋根のセルロースファイバーの施工風景

社長ブログ

「古紙の駅」ってご存知です?

 

昔、長男坊が大学に入る際に
神奈川の家電量販店で買物の際
店員さんに聞いたんです

 

古紙の駅はどの辺です?

はぃ?

段ボールを回収する所…?

はぁ?

 

全然通じない?
静岡にしかないの?

 

 

製紙の町、富士市には
町の至る所に古新聞や段ボール
雑誌などを無料回収する
コンテナが置かれています

 

「古紙の駅」とか言われてます

 

 

それから「再生パルプ」を作り
紙の原料が出来ます

 

その再生パルプから作られた
コレ、なぁーんだ?

 

 

本日は、コレのお話です

 

 

 

 

 

 

2025.4.4 Vol.5,010

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

コレ、

 

 

正解はセルロースファイバーです

 

セルロースファイバーとは

主に古新聞(段ボールも使うらしい)
細かく繊維状にした断熱材です

 

 

新聞紙はパルプから作られます

 

パルプは木のチップを機械的に
潰したり、あるいは薬品的に
処理したりして細かく繊維状に
したものです

 

そのままでは燃えやすいので
主にホウ酸を使って
燃えにくくします

 

 

ホウ酸処理によって
虫も食べられなくなる

 

そして人にはホウ酸は無害
なかなかイカしてます

 

 

そんなセルロースを掃除機みたい
なホースの中を、空気で圧送して
詰め込むのがセルロース断熱

 

 

 

今回は屋根の下に下地を作り
そこに不織布を貼り付けて
内部にセルロースファイバーを
詰め込みます

 

50~60kg/m3 近い高密度に
なるまでパンパンに詰め込みます

 

 

 

不織布に穴を開けては
そこから詰め込んで

後でテープで穴を塞ぎます

 

 

 

狭いところはなかなか大変です
埃っぽいですしね

 

 

この不織布は、マスクで分かる
通り気密性はありません

 

空気をスースー通します

 

 

セルロースファイバーは木の繊維
ですので調湿性は高いですが

 

今回は屋根裏の空間を
小屋裏エアコンのチャンバー室

として使うため

 

このあと気密シートでしっかり
目張りして気密を取って
小屋裏エアコンの効きを良くする

 

とともに

 

チャンバー室内の結露を防ぐ
ようにします

 

 

 

 

施工の様子を動画にしていました

 

スマホで画面が乱れる方は
こちらのページでどうぞ。

 

 

 

 

ほぼ平屋の間取りなので
大屋根の面積が広く
屋根断熱も大変ですが

 

断熱工事は新築時に施工した状態
が家の寿命分続くように

つまり
お金がかかる断熱リフォームなど
生涯不要な様に正確に施工します

 

 

 

ちなみに今度の見学会のお宅では
水平構面の上に「撒きこぼし」
という方法で

 

 

セルロースファイバーが
施工されています

 

そんなふうにして作られたお家を
完成見学会で体感しませんか?

 

お申し込みは
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富士宮市完成見学会&Insta-LIVE

 

 

 

 

 

本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
初めての方は、ぜひご覧下さい
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