なぜマクスは農薬ではなく「ゴキブリ団子の成分」でシロアリ対策をするのか?

【富士市】工房のある家

設計は現場をわかってないと
トンチンカンな図面を描く

 

なので出来るだけ、設計の
祭ちゃんを連れて現場に
行くようにしています

 

 

先日、その車中で

クマが出てきたら
どうしましょうね

という話になり

 

そっと後ろ向きで逃げよう

 

と約束したのですが
クマはきっと、カルビの多い
私を狙ってくるに違いない

 

その時はダッシュで逃げよう
祭ちゃんごめんね

 

 

にしても、住宅街まで
入ってくるクマは恐ろしい

 

でも身近には

 

住宅の中に入ってくる
白蟻も怖い…というお話です

 

 

 

2025.11.14 Vol.5,234

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

 

今週は一週間にわたって

 

富士市で上棟した注文住宅の
現場での様子を様々なテーマで
ご紹介してまいりました

 

最終回の本日はこちら

 

 

女性現場監督のミサキが
噴霧器で液体をかけています

 

 

 

上から下まで外壁側のみ
かけているのは「ホウ酸」です

 

「ホウ酸塩」という形で存在する
天然の鉱物由来の物質です

 

 

ホウ酸塩は非常に安定した物質で
分解しないので半永久的に
散布した表面に残り続けますが

 

水に溶けやすいので
雨に濡れると流れてしまいます

 

 

なので、上棟時にダッシュで
施工するように変更しました

 

 

もっとも、土台には先に施工を
してありますし

 

 

柱の端部が緑色になっている
ので分かりますが、接合して
後から散布できない部分は
上棟前に施工してあります

(緑の着色剤で分かるようにしてある)

 

 

 

施工の様子をショート動画にて

 

 

 

接合部や土台には既に施工済み
なのですが、上棟時には
下の写真のように

 

 

地震に耐える壁(耐力壁)として
モイスという面材を貼ってしまう
ので、そのモイスの裏側になる

部分に散布していたのでした

 

 

室内側は、もう雨の心配が
無いので後からゆっくり
施工をします

 

 

この様に、後から施工できない

  • 部材の接合部
  • 土台の裏面
  • 面材と密着する部分

などにはしっかり施工をする…

 

ん?

ここでちょっと気付きませんか?

 

 

家が完成すると
壁の中って、外壁と内壁に
挟まれているので

 

リフォームで解体しない限り
白アリ予防工事って出来ません

 

 

ホウ酸はゴキブリ団子に
使われるように
腎臓を持たない白蟻を含む
あらゆる昆虫に効果がある

 

 

でも、一般にシロアリの薬って
人にも有毒な「農薬」です
そう、人にも効果?がある

 

 

あまり濃度を濃くすると
施工する職人にも
当然にそこに住む家族にも

 

健康上の被害が出ます

 

 

なので、法律で濃度が
規制されており

 

日本では現在、5年以上の

シロアリ保証ができる農薬は
ありません

 

つまり、5年ほどで農薬成分は
揮発して無くなってしまう
ということ(室内に揮発して欲しくないね…)

 

 

 

そうすると、そもそも壁の中は
6年目からは白蟻に無防備
になってしまいます

 

 

  • 分解しないので半永久的
  • 人やペットには安心

だから
「ホウ酸」で白蟻予防です

 

 

だって、シロアリは怖いけど
白蟻の薬でシックハウスなんて

 

絶対に嫌ですものね

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

月曜から断熱や耐震や素材など
上棟時だからこそ分かる
大事なポイントシリーズでした

 

 

家は完成してしまえば
こういう所は全て見えません

 

でも、そこをブラックボックス
にするのではなく

 

見える時に、よーく見て
しっかり勉強しておこう!

 

 

それが、構造見学会です

 

 

 

マクスが丁寧に作り上げる
丈夫であったかくて長持ちする
木の家で一緒に勉強しましょう

 

 

 

完全予約制で行いますので
上記バナーのお申込ページ
からお願い致します