本日も昨日の①構造 に引き続き
工務店の社長だからこそ言える
営業抜きの「工務店の選び方」
を書かせていただきます
本日は
~3つの最重要ポイント~
の2つ目です
おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です
工務店選びの3つの最重要
ポイントの2つ目は「断熱」
ただし
断熱性をとにかく上げろ!
と言うお話ではありません
大事なことは

①断熱性が低いと
損をするのは住まい手

②断熱だけではダメで
気密と通気もセット

③一番大事なのは施工!
そう示してくれる
ということです
まずは

①断熱性が低いと
損をするのは住まい手
平成11年、日本に高断熱住宅
と言う基準が生まれましたが
世界基準には程遠く
温暖な静岡でも普通に結露する
レベルでした
でも、そのお粗末な基準さえ
一度もやったことがない工務店
が半分もいるという状態が続き
今年2025年4月にようやく義務化
されました
実に四半世紀かかったわけです
この基準が断熱等級4です
そして新たに、等級5、6、7
が新設されました
ただし!
5年後の2030年を目処に
現在義務化されたレベルの4
つまり最低基準を
4→5に一段階上げる
と国交省は発表しています
そして現在
「ZEH(ゼッチ:ゼロエネルギーハウス)」
などというまやかしの名前で
呼ばれている等級5が義務化
つまり最低基準になり
現行等級6を新等級2に
現行等級7を新等級3にする
としています
なぜか?
それはエネルギー事情を踏まえ
断熱性を世界基準にすべきだから
なのですが
そんなことよりも
ある程度の断熱性がないと
損をするのは最終的に住まい手
だから、そう理解して下さい
その理由は高断熱にするほど
- 光熱費が削減でき
- 健康で快適に暮らせ
- 家も長持ちするから
です
123の順番が逆ですが
暖かければ結露やカビが減り
家は腐らず長持ちしますし
暖かいとヒートショックも無く
血圧も安定し器官系の諸疾患が
減ることは既に様々な
データで示されています
そんなレベルは断熱等級6以上
であると東日本大震災以降
マクスはお伝えし続けてきました
だって、こんなに光熱費が
削減できるんですから
ただし、

②断熱だけではダメで
気密と通気もセット
現行等級6を
「窓を小さく少なく」
という寂しい手法ではなく
開放的で明るい間取りで実現
しようとすれば「付加断熱」は
ほぼ必須です
付加断熱とはこのように
建物の外側に断熱材を「付加」
させる工法です
厚手のダウンジャケットを
すっぽりと着込むイメージです
ですから
このように、穴があったら寒い
ので丁寧に家全体を包みます
スマホで画面が乱れる方は
こちらのページでどうぞ。
服を着込めば着込むほど
蒸れやすくなるのは家も同じ
ですから
冬は ↑ この様に結露が起きない
ようにしっかり気密を取って
あげなければなりませんし
夏も ↑ この様に冷房時に
「逆転結露」が起きないように
可変透湿気密シートを使う
のがベストです
さらに、冬がダウンジャケット
なら夏は空調服と同じで
建物も「通気」を考える必要
があります
建物も湿気や熱気を逃がすため
入口から出口まで
連続した通気層を設けることが
何より大切です
そしてここまで長々書いてきた
ことに全て共通しているのが

③一番大事なのは施工!
そう示してくれる
どれだけ「Ua値がぁ」とか
「すごく高断熱ですよー!」とか
言ったところで
それはあくまでも数字上の話
断熱材ひとつとっても
隙間なく施工してはじめて
計算通りの性能を発揮します
小さな穴や
隙間でも根気よく塞ぐ施工
スイッチやコンセントも全て
丁寧に施工してゆく施工
そのような確かな施工が
あってこその断熱性です
面倒な話なのですが
めんどくさい所ほど大事です
こういった事をきちんと説明を
してくれる
構造見学会などで見せてくれる
ぜひ、そんな工務店を
パートナーに選びたいですね!
明日は工務店の選び方③メンテです