工務店の選び方~3つの最重要ポイント~②構造

オススメ

本日も昨日の①構造 に引き続き

工務店の社長だからこそ言える

 

営業抜きの「工務店の選び方」
を書かせていただきます

 

本日は
~3つの最重要ポイント~
の2つ目です

 

 

 

 

 

 

2025.5.15 Vol.5,051

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

工務店選びの3つの最重要
ポイントの2つ目は「断熱」

 

ただし
断熱性をとにかく上げろ!
と言うお話ではありません

 

大事なことは

 

①断熱性が低いと
 損をするのは住まい手

②断熱だけではダメで
 気密と通気もセット

③一番大事なのは施工!

 そう示してくれる

 

 

ということです

 

 

 

まずは

 

①断熱性が低いと
 損をするのは住まい手

から見てみましょう

 

平成11年、日本に高断熱住宅
と言う基準が生まれましたが
世界基準には程遠く

 

温暖な静岡でも普通に結露する
レベルでした

 

でも、そのお粗末な基準さえ
一度もやったことがない工務店
が半分もいるという状態が続き

 

今年2025年4月にようやく義務化
されました

 

実に四半世紀かかったわけです

この基準が断熱等級4です

 

 

そして新たに、等級5、6、7
が新設されました

 

ただし!
5年後の2030年を目処に
現在義務化されたレベルの4
つまり最低基準を

 

4→5に一段階上げる
と国交省は発表しています

 

 

そして現在
「ZEH(ゼッチ:ゼロエネルギーハウス)
などというまやかしの名前で
呼ばれている等級5が義務化
つまり最低基準になり

 

現行等級6を新等級2に
現行等級7を新等級3にする
としています

 

 

 

なぜか?

それはエネルギー事情を踏まえ
断熱性を世界基準にすべきだから

 

なのですが
そんなことよりも

 

ある程度の断熱性がないと
損をするのは最終的に住まい手
だから、そう理解して下さい

 

 

その理由は高断熱にするほど

  1. 光熱費が削減でき
  2. 健康で快適に暮らせ
  3. 家も長持ちするから

です

 

 

123の順番が逆ですが

 

暖かければ結露やカビが減り
家は腐らず長持ちしますし

 

暖かいとヒートショックも無く
血圧も安定し器官系の諸疾患が
減ることは既に様々な

データで示されています

 

 

そんなレベルは断熱等級6以上
であると東日本大震災以降
マクスはお伝えし続けてきました

 

 

 

だって、こんなに光熱費が
削減できる
んですから

 

 

 

ただし、

 

②断熱だけではダメで
 気密と通気もセット

で考えなければダメなんです

 

現行等級6を
「窓を小さく少なく」
という寂しい手法ではなく

 

開放的で明るい間取りで実現
しようとすれば「付加断熱」は
ほぼ必須です

 

 

 

付加断熱とはこのように
建物の外側に断熱材を「付加」
させる工法です

 

厚手のダウンジャケットを
すっぽりと着込むイメージです

 

 

ですから

 

 

このように、穴があったら寒い
ので丁寧に家全体を包みます

 

 

スマホで画面が乱れる方は
こちらのページでどうぞ。

 

 

 

服を着込めば着込むほど
蒸れやすくなるのは家も同じ

 

ですから

 

 

冬は ↑ この様に結露が起きない

ようにしっかり気密を取って
あげなければなりませんし

 

 

 

 

夏も ↑ この様に冷房時に
「逆転結露」が起きないように

 

 

 

可変透湿気密シートを使う
のがベストです

 

 

さらに、冬がダウンジャケット
なら夏は空調服と同じで

 

 

建物も「通気」を考える必要
があります

 

 

 

 

建物も湿気や熱気を逃がすため

 

 

入口から出口まで

 

 

 

連続した通気層を設けることが
何より大切です

 

 

 

 

そしてここまで長々書いてきた
ことに全て共通しているのが

 

③一番大事なのは施工!

 そう示してくれる

会社がイイネ!ということです

 

 

どれだけ「Ua値がぁ」とか
「すごく高断熱ですよー!」とか
言ったところで

 

それはあくまでも数字上の話

 

 

断熱材ひとつとっても
隙間なく施工してはじめて
計算通りの性能を発揮します

 

 

 

 

小さな穴や

 

 

隙間でも根気よく塞ぐ施工

 

 

 

スイッチやコンセントも全て

 

 

丁寧に施工してゆく施工

 

 

そのような確かな施工が
あってこその断熱性です

 

 

面倒な話なのですが
めんどくさい所ほど大事です

 

 

こういった事をきちんと説明を
してくれる

 

構造見学会などで見せてくれる

 

ぜひ、そんな工務店を
パートナーに選びたいですね!

 

 

 

明日は工務店の選び方③メンテです

 

 

本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
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