耐力壁と水平構面がつながって初めて耐震性が出る

イメージではなくデータで考える

昨日は恥ずかしいブログでした
ので本日は気合でリベンジです!

 

 

耐震性は大事だからこそ
解体してでもやり直した
わけですが

 

その耐震性、実はけっこう
間違った例が散見されるんです

 

 

 

 

 

 

2025.4.2 Vol.5,008

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

耐震性=丈夫さ

 

ですから、いかに効率的に
丈夫にするかって

 

段ボールで考えると
分かりやすいんです

 

 

ちょうどブログ仲間からもらった
銘酒の段ボールがあったので
これを使ってご説明を

 

 

ゴミになるのでペチャンコですが

 

 

 

もう一度組み立てみます

 

 

 

底の部分を組みわせると
もう瓶は落ちない

 

よく出来てますよね

 

 

これだけでも結構しっかりする
のですが

 

 

やはり、上の蓋まで閉じると
びくともしない(ひしゃげない)

 

これで安心して割れ物を送れる

 

 

実は建物も全く同じ

 

建物も一つの箱だとすれば

 

 

底と壁だけじゃダメなんです

 

 

 

お酒の箱みたいに細くないので
中の間仕切りも丈夫にしたい

 

でも、最も大事なのは、やはり

 

 

「蓋」です

お酒の箱と同じ

 

蓋をして初めて丈夫になります

 

 

建物では
底や蓋を「水平構面」と言い

 

側面、つまり壁を「耐力壁」
と言います

 

 

蓋がしっかりされた状態
つまり、耐力壁と水平構面が
ガッチリ固まっていれば

 

 

屋根はそれ自体が壊れなければ
乱暴に言ってしまえば
オマケみたいなもんです

 

巨大な天窓があっても
問題ない、わけです

 

 

でも!

もし蓋がない構造であったなら?

つまり水平構面が無かったら?

 

 

こういうことです
屋根を半透明にしてみました

 

 

 

屋根の下の水平構面がないので

 

 

屋根そのものが水平構面として
強度を持たなければなりません

 

でも、上の状態だと
「蓋」になっていないのが
イメージできるはずです

 

 

屋根を丈夫に作り、その上で
耐力壁連続させることが
すごく大事なのです

 

 

つまりこういうことです

 

 

黄色の耐力壁と水色の屋根
つまり水平構面を

青い壁でガッチリとつなげて
連続させるのです

 

 

 

外側(妻面と言います)も
ガッチリと(紫色の部分)
固めたら、これで安心!

 

 

こうすると、地震の際に
黄色の耐力壁と水色の
水平構面(屋根)が

 

一体となって強度を発揮します

 

 

伊豆の国市の実際の工事現場で
見てみましょう

 

 

指差す部分が、その耐力壁と
水平構面を繋げている部分です

 

 

 

バッテンの筋交いが耐力壁で
その上の指差す部分が
屋根とつなげている部分

 

 

 

違う場所で見てみると

 

 

 

黄色の耐力壁と水平構面が
青い小さな三角で連続して
つながっている

 

水色の三角部分は
下地を作り構造用合板で
ガッチリ固めています

 

 

この耐力壁と水平構面を
繋げて固めるって
かなり大事なんですけど

 

法的に明記されていないので
第三者の検査でも指摘されず

 

そもそも知らない営業マンや
特に工事で気にしない現場が
すごく多い

 

 

こういうところも
しっかりやらなければダメ
ぜったい

 

 

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本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
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