- 2011.03.07 月曜日
- さぁ、今週も張り切って参りましょう!
と、カラ元気。 鼻水た〜らたら…(涙)。
さて、先週は新潟にお勉強に行って参りました。
今回も、マクスが加盟する全国の真面目な工務店が集まる勉強会グループ「町の工務店ネット」の出張です。
本日は、メンバー工務店の新潟市の清新ハウスさんの現代町家のモデルハウスをご紹介致します。
以前にもご紹介しておりますが、現代町家は、町の工務店ネットと建築家の趙海光氏とのコラボで生まれた住宅です。
明快な設計ルールに則り、性能が高く、かつての町家の様に美しく、ブラックボックスのない正直な家造りをしよう、というものです。
マクスでは、冨嶽町家(ふがくまちや)としてこれに取り組んでおりますが、清新ハウスさんは、「越後現代町家」として取り組んでおられます。
こちらがその越後現代町家のモデルハウス。
マクスの冨嶽町家もそうですが、現代町家の基本は緩い片流れの屋根。
でも、今回の屋根は棟がずれた切り妻屋根です。
これは、写真で右の北隣地への採光を考慮しての屋根の形。
そう、北隣地は清新ハウスさんのお客様のお宅なのでした。
今回一番感心したのが、この様にたった二棟でも、その配置や外観を考慮することで、「街並み」が生まれ始める事。
まさしく町家の原点を見た思いがしました。
今回の新しい取り組みとしての、
吊りバルコニーの移動式格子もなかなか面白かったです。
以前ご紹介した5×緑のふとんかご壁。
これが緑になったら素敵だろうな〜って思いますよね。
こちら内部。
左に見えるのは、光触媒冷暖房!?なる新発明の装置。
この装置自体が輻射方式の冷暖房であるだけでなく、壁に塗り込んだ漆喰の中にセラミックが入っており、壁や天井自体も輻射の装置の一部と化すのだそうで、気流を全く起こさずに冷暖房をするという、まか不思議な装置なのでした。
建築の世界も日進月歩。
どんどん新しい技術が生まれ(ては消え…)ます。
死ぬまで勉強を続けなければなりません。
もちろん、設備は更新できても構造は更新できない。
だからやはり、構造の耐久性が何より大事なのですね。
でも、そこの部分はお客様の目には、ほとんど見えないし、分からない部分、つまりブラックボックス。
これを無くさない限り、住宅建築に未来は無いでしょう。
と、難しい話は抜きにして、
源平の杉パネルが美しいオーダーのキッチン。
やっぱりオーダーのキッチンには、既製品にはない良さがありますね。
この様に、扉や引き出しをワゴン等で対応する様にすれば、夢のオーダーキッチンも、そんなにびっくりする様な価格にはならないのです。
ちなみに、以前ご紹介したマクスのオーダーキッチン。
(パン工房のある高台の家)
(太陽の家)
注文住宅は、カタログから選ぶ、ではなく、やっぱり手作り感、を大事にしたいですね。
最後にそんなショットを一つ。
玄関の幅木部分↑を見ると、
これは、左官屋さんの遊び心。
モルタルに色や模様等の手を加えて、十和田石や大谷石の様な凝灰岩の表情を出しています。
建築業界で行われている「職人泣かせのコスト叩き」があれば、こんな遊び心は当然生まれる訳がない。
清新ハウスさんの家造り、素敵ですよね♪
中村社長・スタッフの皆様・お施主様、有り難うございました。
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