- 2009.02.09 月曜日
- はぃ、また一週間の始まりです。
張り切って参りましょう!
休み中の風景をご紹介します。
週末模型をアップしたシンプルモダンの家は、地鎮祭が行われました。
写真が小さくて分かりにくいですが、せっかくなので、祭壇に模型を載せて工事の無事を祈りました。
さて、ブログで掲載してきた、静岡県富士市の「次世代パッシブソーラーそよ風」システム搭載の家は、もうすぐ見学会のため、作業も追い込み段階です。
で、本日は、その現場ではなく、お施主様のお宅より中継です。
契約の打合せの頃、お施主様の奥様が、以前七宝焼きを趣味でやっていたことが判明。
それなら襖の引き手を作りましょう、とご提案したのですが、
「只今作業中!」
との連絡を受け、昨日子供達と見せてもらいに行って来ました。
で、それがこれ!
右の丸いの二つがその引き手です。
写真が小さいのでアップしてみましょう。
ごめんなさい。
コンパクトデジカメしか持っていなかったので、何度やってもピントが合わない…(涙)。
こういう光沢のある物ってピントが合わないんですよね…。
どうでしょうか、でも何となくその美しさは伝わるのでは…?
私は、はっきり言って、ここまでの腕とは思っておらず、
正直ビックリして、
素直に、
「いやぁ〜、マジで想定外の出来っす。」
と変な感想を言ってしまいました。
そして奥様に、
「はっはっはぁ〜、参ったかぁ!」
と言われてしまいました。
これを襖にはめたら、本当に世界に一つだけのマイホームが引き立ちますね!
嬉しくなりました!!
奥さんは、ちょっと興奮気味に話す私に、
「いや〜っ、もっと上手い人は沢っ山居るから…」
と言いつつ、
「インターネットで売れるかしら?」
とまんざらでもないようでした(笑)。
ちなみに、こちらは以前、旧家で撮影した本職が作った取っ手。
かなり古い物のようで、これはこれで重みも風合いもまた格別ですが、
(昔は家ってこうしてゆっくり丁寧に細部にこだわって作ってたんですよね…)
奥さんの引き手も決して負けてませんよね?
そもそも、七宝って、こんな風に、自宅で個人用の釜で趣味にしている人が、意外と多いそうです。
↓
↑
こんなふうに細い銀で仕切を作って、色んな色のガラスの粉を配置して、上の電気釜で焼くと出来るんですね。
うん、これは是非私もやってみたい。
お客さんに弟子入りしようか…。
等と考えている横では…、
お施主様の子供3人+近所の子供1人+うちの子2人、
合計六人全部男がお菓子に群がる…。
お、男ばっかってなんてむさ苦しいんだろう…。
こんな喧しい中で細かい作業に熱中する奥様と、平然と昼寝をするご主人、
人生の先輩として見習わなければ、と思ったのでした。
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Comments
失礼しました〜。
よく見れば、あ、本当だ。
こんな所で無知が露顕してしまいました(汗)。
私も学生時代北海道の清流をルアー片手に遡行してました(笑)。
大変わかりやすい解説で、納得いたしました。
また、三澤さんのブログも拝見させていただきましたところ、なんと、今日屋久島に滞在中ということが判明。早速メールで連絡してみました。
いろいろと有用な情報を頂き、本当にありがとうございました。
ちなみに私は「つうこうにん」ではなく、「そこうじん」です。川を登って山に登るのを「遡行」というのです・・・。
コメント有り難うございます。
読書感想文や美しい写真の数々、素晴らしいページですね。
さて、お問い合わせの件ですが、皆様に良く聞かれることでございます。
結論から申し上げますと、瓦屋根は使えません。
屋根面での集熱効果が鉄板葺きの屋根が一番高いことと、瓦のように隙間だらけの屋根材では、室内に暖めた空気を吸い込む際に、外部の空気を一緒に吸い込んでしまい、高温の空気を採り入れることが出来ないためでございます。
私は屋久島は一度行ってみたい場所ではありますが、行ったことはございません。
ただ、弊社HPにも掲載させて頂いている、大阪のMs建築設計事務所の三澤先生が、現在ブログで屋久島での建築風景をアップされておりますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
ネットで検索すればすぐに見つかると思います。
屋久島通行人様の建築の成功をお祈り申し上げます。
屋久島在住の伊藤と申します。
昨年当地に土地を購入し、家を建てようといろいろ調べているところです。パッシブソーラーハウスに以前から興味があり、こちらのホームページにたどり着きました。非常に細かくシステムの内容が書かれてあり大変勉強になりました。誠に有難うございます。
ついでと言ってはなんですが、(恐らくすごく間抜けな)質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?地元の大工さんに言わせると、屋久島では、台風の被害にあった時の補修や、涼しさを考えると瓦屋根が一番だということらしいのですが、パッシブソーラーハウスで瓦屋根なんて出来るんでしょうか?ガルバリウム鋼板以外に考えられる屋根材ってありますか?
お忙しい中恐れ入りますが、アドバイスよろしくお願いします。
今度建てる家では、お客様の趣味がパン作り。
薪ストーブでのパン作り法を教えてもらいますバイ。
楽しい家造りですバイ。
部屋が明るくなりそうだね。
お客様に教えられることもあって、いいねえ。
毎度あり〜っ(笑)。
製作を見ていたのですが、
まず、取っ手は素地が銅で、七宝の分が厚くなるので、深めの物1cm以上の引き手を使います。
それに下地
さらに銀箔下地(ガラスの下がキラキラに見える)
透明下地
仕上げ色付け
と、四回焼いているようです。
電気炉で一気に焼くので、一回当たりの約時間は数分。
つまり、非常に細かい作業ですが、一日で最終の結果までが出来る、完成する、と言うことになります。
「想い」が詰まっているので、一個十万円で〜す!
ピンボケだけど良く見えますばい。
製作時間はどれぐらいかかるとですかね。