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見えない工夫で「持ち」が変わる

エネルギーという堅いお話しが続きましたので、本日はちょっとソフトに。

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こちら富士市内のとある神社。

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下の息子の新しい担任の先生が、この神社のご近所にお住まいと言うことをお聞きしました。
「あの神社の鳥居は、お前の曾お祖母ちゃんの弟が作ったんだよ」
と教えても、会社で大工が作っていた時の記憶が無いというので、現地に行ってきました。

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各町内の鳥居に加え、マクスからも一本寄贈させていただいたので名前を入れていただいております。

よく見ると、

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設置後三年半が経っているのが分かります。
でも、ほぼ新品状態です。

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土に直接埋める掘っ立て方式ですが、腐りも虫害もありません。

実はこちらの鳥居を工事させていただいたのは二回目。
一回目も防腐加工をお勧めさせていただいたのですが、合議で決める予算の関係上、防腐加工は無しになった経緯があるのですが、建てて一年目で腐り始め、4年後にはいつ倒れてもおかしくない状態になり、5年目に再度工事をさせていただきました。

最初の施工時も、バーナーで表面を焼いたり、防腐剤を塗ったり、というのは当時現場監督だった私が休日出勤してサービスでさせていただいたのですが、これほどの差が出ています。

この差は施工時の写真を見ると良く分かります。

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ご覧の通り、桧の柱は緑色。

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こちらはマクスでウッドデッキを作っているところ。
黄色の丸は檜(ヒノキ)と印字されています。

作業台にしている桧の台座(黄矢印)を見ると分かりますが、本来桧は白いです。
防腐・防虫薬剤を加圧注入しているから緑色なのですが、加工をして組み立てるばっかりにしてから注入処理をするので、黄丸のような、材料の木口(切断面)や加工した部分には、重点的に薬剤が染みこんでいます。

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現物で見ると、この様な加工面というのは、木の繊維が裂けていて水分が染みこみやすく、さらに毛細管現象もあるので、こういう場所から木は腐ります。

注入処理した材料を切断すると、内部まで薬剤が浸透していないので、未処理部分が外に露出してしまうわけです。

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それが、加工後に加圧注入をすると、腐りやすい所ほど薬剤が浸透するので、とっても腐りにくくなるのです。

もちろん、この方法は通常より手間がかかります。
注入すると木が膨れるので、施工も大変です。
でも、この完成してしまうと見分けが付かない部分に、いかに手を掛けるかで、長持ちするか否かが全然違います。

そんなことの集合体が家づくりなのです。


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